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パナソニックの新サービス!

皆さん、おはようございます!
モノを作れば売れる時代は過去のものとなり、どのメーカーも何を作るかに頭を悩ましています。モノを買う時代から共有する時代へ移行しつつあると知れば、モノを販売するのではなく「利用」して貰う方法を試行錯誤しているのが、いまの製造業だと思います。



パナソニックが家電のサブスプリクション(=定額利用)サービスに進出します。
テレビで試験導入した仕組みを2020年にも冷蔵庫など幅広い商品に拡大するそうです。お客様が商品を利用したデータを販売促進や製品開発に生かすとともに、売り切り型から継続的に収益を得る事業モデルに移行する可能性を探っているようです。


従来から単身赴任者や法人向けに家電レンタルサービスを行っていますが、今回のサブスプリクションサービスでは、最新製品を幅広く家庭を対象としています。そして、テレビであれば、いつ、どのチャンネルを視聴したか、といった利用データを収集し、新たな製品やサービスの開発に生かして行くことが狙いにあります。


例えば55型有機ELテレビの店頭小売価格が約34万円のところ、サブスプリクションサービスなら3年契約で初期費用9800円で2ヶ月目以降7800円となるそうです。
また、契約終了時に引取り価格を払って使い続けるか、新型に切り替えるかを選べます。
3年間の総支払額が28万円となりますので、お得感があります。


ビジネスの一形態に「リカーリング」モデルがあります。例えば家庭用プリンターがそうですが、プリンタ本体の価格は1万円台と安くしておき、使用に応じて必要となるインクを継続して購入して貰うことにより、全体として採算をとっていく仕組みです。インクもフルカラーセットで買うと、5千円近くしますので直ぐに元がとれそうですね。


これに対して「サブスプリクション」というビジネスモデルは、リカーリングモデルとどの様に違うのでしょうか。一見すると似ている様にも思えます。サブスプリクションとは、定期購読や会費といった意味があります。昔からある例としては、新聞や雑誌の定期購読です。1年間とか3年間とか契約をすることによりサービスを受けられます。


最近の事例としては、マイクロソフトのオフィス365が該当しますが、ソフトウエアを購入することなく、毎月の支払によって自由に使用できます。バージョンが変われば自動でバージョンアップされますが、毎月の支払額が変わる様なことはありません。その意味では、販売して終わりではなく、継続してお客さまを繋ぎとめることが出来ます。


トヨタ自動車では高級車レクサスを一定期間で乗り換えられるサービスを導入します。毎月一定の料金を払いますと、最新モデルのクルマが発売された時に、新車に乗り換えることが出来る訳です。お客様から見て、これをお徳とみるかどうかは意見が分かれるところだと思います。


仮にローンで新車を購入しても、買換えの時の下取り価格を考慮すれば、経済効果は同じ様な気がします。むしろ、お客様に対してもっと積極的に提供価値を示さなければ、普及させるのが難しいのではないかと思います。例えば、サブスプリクション料を支払えば自由に車種を選んで好きな時に乗り換えが出来るなど。


もともと、サブスプリクションサービスは、音楽や動画の配信などデジタル分野で定着した経緯があります。毎月一定額を払えば、好きな時に好きなだけ好きなコンテンツをダウンロードできる訳です。お客様にとって、一度、見聞きすれば済むものをわざわざ買い求める必要がなくなり利便性が高まっていると言えます。


パナソニックの家電製品のサブスプリクションサービスでいえば、テレビというモノを定額サービスを受けるというニーズよりも、そのテレビを使ってどの様な利便性を享受できるかということの方が重要ではないかと思います。そのテレビを利用しなければ満足できない付加サービスの方が消費の目的となっているように。


これから間もなくIoT(=あらゆるモノがインターネットで繋がる)の普及期がやってくると思います。家庭の中でIoTのサービスを享受する為には、各家電機器を中央でコントロールするゲートウエイが不可欠です。例えば、テレビがそのゲートウエイの役割りを担うというのならばサブスプリクションサービスを受ける価値があると思います。


自動車、家電、ファッションなどが挙ってサブスプリクションサービス事業に実験的に参入していますが、商品を交換しやすくすればするほど、在庫管理やメンテナンスなどの運営コストや手間が増えると思います。ハードウエア自体がサービスの目的ではなく、ソフトウエアに利用価値が認められる商品にサブスプリクションは生かされると思います。


今日もありがとうございます!
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