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2020年以降の経済!

皆さん、おはようございます!
日頃、様々な企業をテーマに社会の動向を読み解くことが多いですが、今般はそれら企業活動の結果である経済環境がどの様に変容しているかを見て行きたいと思います。
企業は経済環境によって自らの経営活動を左右される存在でもあります。



先日、経済協力開発機構(=OECD)が当面の経済見通しを発表しています。
それによりますと世界経済は先行きの減速感を強めており、2019年の国内総生産(=GDP)の実質成長率を3.5%とし、9月時点の経済見通しから0.2%引き下げています。2018年に比べて0.2%下がる見通しです。


東京五輪・パラリンピックが開催される2020年の予測では、貿易摩擦などのリスクが高まるなか、米国と中国の成長が大幅に鈍化し、世界経済が頭打ちになると指摘しています。日本国内に目を遣りますと2018年のGDPは0.9%、2019年は同1.0%、同2020年0.7%と鈍化することが見込まれています。


特に気になる経済指標としては、①米住宅市場において減速の兆しが出ていることや、②IT(=情報技術)関連株価がその成長期待への陰りやIT規制強化など固有の重荷から世界的に下げはじめています。また、③これまで一本調子で高値を窺っていた原油価格が世界経済の弱含みの影響を受けて下げています。


これら世界経済見通しの中で一番懸念されるのが、中国経済の行方でしょう。OECDの予測によりますと2018年GDP実質成長率が6.6%、同2019年6.3%、同2020年6.0%と下降軌道に入っています。中国は極端な財政出動により経済成長を維持してきましたが、実態的にみるといつバブルが崩壊してもおかしくありません。


その様な中での米中貿易摩擦ですので、いつバブル経済崩壊の引き金を引かれるか腫れ物に触る様な感じだと思います。それ以上に、日本をはじめとする先進諸国は、過去にない空前の低金利となっています。世界経済は見かけ上、プラス成長している様に見えますが、いつバブル経済が弾けてもおかしくない状況にあると思います。


先進諸国の経済実態を見ますと、実物経済が頭打ちとなってからというもの著しい金融緩和政策をとったが為に、実物経済を遥かに上回る資金を供給しており、リーマンショックに繋がった経緯があります。その後、その金融経済が是正されたかといいますと、リーマンショック時を上回る資金が市場に供給されています。


実物経済では生活者に賃金として還元されることなく、新たな設備投資の需要が減退している企業の余剰資金としてプールされているのをはじめ、行き場を失った資金が株式投資や不動産投資に向かっていることは間違いありません。その資金が今にも逆回りしそうな兆しが出ていると言えます。


現在のグローバル化社会の中では、1990年頃までの様に財政出動が景気に及ぼす効果が限られるようになっています。その様な中で仮にバブル経済が崩壊してしまっては、各国政府も破綻する大手企業を支援する為に国民から徴収した税金により財政支出するだけとなってしまい、非常に不公平感もあると言えるでしょう。


そんな資本主義経済を見兼ねたトランプ米大統領は、強い実物経済を取り戻そうと保護主義めいた政策を取っていますが、実物経済を凌駕してしまった金融経済までを掌握することは難しいと思います。また、英国のEU離脱も根っ子の部分では、米国に似ている部分があると思います。EUに加盟する他の諸国とは異なる海に囲まれた島国です。


財政悪化が懸念される南欧諸国を救済しようとする仏独とは、英国の置かれた立場が異なると言えるでしょう。世界的に見て1980年位までは、実物経済と金融経済のバランスがとれていて資本主義経済が効果的に機能していたということが出来ますが、金融自由化を果たした1990年代後半あたりから、それらが著しく不均衡となっています。


今日に至っては、金融経済化した資本主義という感じがしますが、これは一国の金融政策によっても今や押さえることが出来なくなっていると思います。それだけ先進諸国の経済が成熟しており、資本の行き場がなくなってしまい、金融投資により利鞘を稼ぐ経済への仕組みへと移行してしまった帰結でしょう。


この様な状況からの打開策として考えられるのは、経済活動を営んでいるのは私たち人類ですので、なんでも割り切れる幻想を金融経済に期待するのではなく、再度、新たな形の実物経済を私たちの英知で興隆させていくことでしょう。その時のキーワードが情報技術革新、協働、共感といった新たな社会の枠組みを見い出して行くことだと思います。


今日もありがとうございます!
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