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道の駅にホテル!

皆さん、おはようございます!
旅の目的は、日常の生活から抜け出して、訪問地の異文化に触れることにあります。
その地の自然環境と人々が織り成す営みにより、どの様な文化が培われて来たのか。
人々との交流を通してお互いを理解し合うことにより、暖かい気持ちにさせられます。



世界最大手のホテルチェーン米マリオット・インターナショナルと積水ハウスは、地方の国道沿いにある道の駅にホテルを併設して展開するそうです。主にインバウンド(=訪日外国人客)の利用を見込んでおり、2020年秋以降、京都府や岐阜県など計5府県で15前後のホテルを開業する計画です。


自治体が設置する道の駅に併設することで、自治体と連携して訪日客が好みそうな観光資源を掘り起こしたり、自治体が所有する隣接土地を借りることなどを想定しているそうです。ホテルを拠点にドライブで地域の食材を味わったり、周辺でアウトドアを体験したりするといった利用の仕方を見込んでいます。


背景には、2020年の東京五輪・パラリンピックを控えて、2017年に年間2869万人だったインバウンド客を4000万人に引き上げる政府の方針があります。なかでも高い伸びが期待できるのが、大都市以外の地方の観光需要です。先日訪問した札幌もそうですが、松本もインバウンド客の多さには驚かされます。


最近は、LCC(=ローコストキャリア)と呼ばれる航空会社が地方空港へダイレクトに飛んで来ることにも地方への関心の高さが伺えます。首都圏での観光だけではなく、地方にある特産品、郷土料理、民芸品、料理づくり、果物狩りなどといった文化体験が新たな観光資源に育ちつつあるようです。


既に道の駅においては、特産品販売や民芸品販売を行っていますが、行政が設置し外部業者に運営を委託する施設でもあり、競争原理が働いていません。どちらかといえばトイレ休憩のついでに寄るが、好奇心を働かせることが出来る魅力的な施設とはいい難いところが多いのではないでしょうか。


そこに世界的な集客力を持つホテルチェーンが新たな業態のホテルを開業し、この道の駅と連携を図れたら、地域にとって魅力のある新たな付加価値空間に変容させることが出来るかもしれません。既にマリオットと積水ハウスは、大阪市や京都市でホテルを開業し運営している実績を持っています。


この道の駅に併設されるホテルに期待される役割りは、道の駅&ホテルという観光拠点であることを活かして、周辺の地域観光資源をどの様に有機的に連携させてインバウンド客にとって意味ある観光を提案して行けるかが問われるものと思います。単に宿泊機能を提供し、実際の観光は旅行者に委ねるだけでは盛り上がりに欠けてしまうでしょう。


単にその地域固有の特産品、郷土料理、民芸品を提供するだけではなく、観光地域づくりの視点で、地域に暮す人々の生活を実際に体験できる旅行者参加型のトータルのサービスの提供が望まれるところです。その為には、その観光地の資源を充分に見極めた包括的なマネジメントとマーケティングが不可欠だと思います。


それらの役割まで道の駅に併設するホテルが司って行くことが望ましいと思います。そこは大阪市や京都市でホテル運営をしているノウハウが活かされることを期待したいです。
お客様のニーズに合わせて、適切な観光地訪問の提案が出来るか否かによって、お客様の満足感に大きな影響を及ぼし、リピーターとして繋げられるか真価が問われます。


それから、周辺の観光素材を資源として活かして行くためには、資源化に向けた施設整備が欠かせないと思いますが、安易に補助金に頼ることなく、地域金融機関や市民が参加する地域観光ファンドを組成して資金提供して行くようにすべきかとも思います。ただ資金を提供するだけではなく、各事業者への事業支援も行っていくべきでしょう。


その様な活動を通して地域ブランドが積極的に高めていく必要があると思います。いまの観光地は、各施設が区々に自主運営しているだけで、地域として足並みを揃えて地域ブランド化に取り組むという視点が欠けています。観光協会も、どちらかといえば与えられた予算を消化してPRを行うのみで、マネジメントやマーケティングは行われていません。


今回のマリオットと積水ハウスによる道の駅と併設したホテル開業は、地方創生に繋げて行くための起爆剤になり得ますが、それが自分たちのホテル運営と道の駅との連携に留まらない、新しい形の観光として地域をプロデュースして行って頂けたらと思います。
これも旅行者の視点で縦割りとなった観光資源を紡ぎ直すということでしょう。


今日もありがとうございます!
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