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広がるシェアオフィス!

皆さん、おはようございます!
以前、経営していたIT企業ではコワーキングスペースに事務所を構えていました。
直訳すれば共同で働く空間になりますが、入居者同士が自然に交流する仕組みがあり、互いにアイデアや情報を交換し、質の高い働き方ができる場所だったと思います。



昨今、終身雇用に関する議論が活発になって来たように思います。
経団連の新卒一括採用に係る紳士協定の廃止や政府の未来投資会議におけるシニアの中途採用拡大論議など、その背景にあるのは経済の近代工業化の道を進みはじめた頃より始まった終身雇用が、今の経営環境の中で企業にとって足枷となりつつあることです。


これからの時代、情報技術革新により経済がサービス化する速度が早まりつつある中で、企業も従来の様に自前主義で垂直方向に事業の領域を伸ばして行く時代ではないことを自覚しはじめています。業界の垣根を越えて企業が水平方向に連携し合う必要に迫られていることは、トヨタ自動車とソフトバンクの提携を見れば明らかです。


企業間の垣根が低くなるということは、そこでの働き手も企業の垣根を越えて人財交流を促がすことにも通じます。異なる文化、専門性を持った人財が交流することにより、新たな事業や商品を創出する機会が増えると考えられるからです。このことに気付きはじめた企業はシェアオフィスを活用して柔軟な働き方が出来る様な方策を採り始めています。


複数の企業などが仕事場を共有するシェアオフィスが広がっています。
シェアオフィスは社員が自身の会社に戻らず、社外の拠点として効率的に仕事が出来る場所であり、異業種の社員と交流できるメリットもあります。営業マンが空き時間に使ったり、在宅勤務の社員が仕事場にしたりしています。


利用者が交流できるシェアオフィスは東京都内に346ヶ所にものぼり、昨年に比べて2倍に増えているそうです。ソフトバンクも出資する米ウィーワークは、23ヶ国・地域の77都市に280ものシェアオフィスを運営しています。日本国内では、全国展開をはじめ2019年末には全国30拠点に増やす予定だそうです。


同社のシェアオフィスには音楽が流れ、カラフルな机やソファが並び、壁には絵画が飾られ、飲み物も自由に飲めるそうです。個室とは別に共用部には利用者同士がコミュニケーションを図りやすい作りになっています。専属のスタッフは、利用者のプロフィールなどを把握し、オフィスでの利用者同士の対話を促がしているようです。


シェアオフィスが広がる背景には、国内大手企業の利用が増加していることにあります。
日立製作所では、週1回出社すれば働く場所を問わない働き方を採り入れているそうです。今後、グループ社員10万人規模の社員が自宅や外出先で働ける環境を整える計画であり、既に社外のオフィスを首都圏に48ヶ所用意しています。


川崎重工業では、自前主義から脱却し外部のアイディアを得る為に、5月よりウィーワークの拠点を使い始めているそうです。スタートアップ企業の紹介も目論んでいる様です。
丸紅では、新事業や新しい発想を生み出す拠点として、スタートアップ企業との接点をつくることを狙いとしています。


ヤマハでは、実際にシェアオフィスで知り合ったパッケージメーカーと協力して、子供が自ら作って楽しめる楽器開発に着手しているようです。その他にも、味の素、NTTドコモなどもシェアオフィスを利用しはじめています。各々の企業の狙いは、他企業との交流や生産性の向上にあるようです。


シェアオフィスを利用するのは大手企業ばかりではなく、スタートアップしたばかりの企業やその予備軍であるフリーランスなども当然に含まれます。彼らからしても、今まで敷居の高かった大手企業の社員達と自由に友好的に話しをする機会を得られます。
両者にとって刺激的な交流が為されているのではないでしょうか。


仕事といいますと自分の会社のデスクに座って、上から降って来る仕事を黙々とこなすというイメージがすっかり定着している日本の文化ですが、良くよく考えてみますとそれもこの60年か70年位の話しです。本当の仕事の機会というものは、やはり外に出て様々な異業種の人たちと交流することが基本だと思います。


江戸時代から昭和初期にかけては、そこまで縦割りの企業文化が蔓延っていない世の中だったのではないでしょうか。私たちは、いつの間にかにその様な硬直的な縦割り社会を作ってしまったことに気付くべきでしょう。それを是正する一つの方法がシェアオフィスなのかもしれません。是非とも中小企業にも活用して頂けたらと思います。


今日もありがとうございます!
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