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いき活きした社会!

皆さん、おはようございます!
昨晩、ある上場会社の役員との会食でのこと、副業制度について話しが及びました。
この会社では、積極的に副業を認めているとのこと。個人差があるので社員全員には強制はできないが、これからの時代は副業する様な人財が必要との発言が印象的でした。



よく松本を訪れますが、松本駅を降り立ち、駅前を見渡しても俗にいう全国チェーン店の看板が視界に飛び込んできません。よくあるのが、地方都市の駅前に行くと、全国チェーンの外食産業、小売業ばかりの看板が目立ち、それがどの地域も同じ様な光景で、何という地域に来たのか街の特徴が分からない様な錯覚を起こすという経験です。


特に新幹線の停車駅の街の面構えは東京と似ていると思います。その意味では、東京という街は何処へ行っても同じ様な全国チェーンのオンパレードで、それに慣れ親しんでしまっている自らの感覚が恐ろしくなってしまいます。その点、松本という街は、しっかりとした個性があって飽きさせないと思います。


もちろん、駅舎を背にして180度じっと凝視すれば、コンビニエンスストアやファストフードの看板が全くないわけではありません。それが、地域の外食店や小売店とちょうど良い塩梅でハーモニーを奏でているから目立たないのだと思います。人口20万人都市、200Kmという東京からほど良い距離がその様な街を構成しているものと思います。


日頃、これからの社会がどの様になって行くか考えることが多いです。その中でのおぼろげながらの結論が、全てが中央に集中する社会のシステムから、部分に分散する社会のシステムへの移行です。それは街であったり、組織であったり、個々人である訳です。各々が自律分散してこそ、社会全体の活力が高まって来るものと考えます。


それを実現するため、その様に向かわせているの文明の利器が情報通信技術革新に裏付けられた社会のインフラなんだと思います。街も、組織も、個人も自律分散しながらも、情報通信ツールによって緩やかに繋がっており、社会全体としては全体最適が程良く保たれる様な仕組みです。個が自律する、個性が輝ける社会を想定します。


いまの社会は、スケールメリットという経済合理性を追求し過ぎた故に、全てが標準化されてしまい、非常に没個性的な息苦しさがあると思います。やはり個が自由に個性をもって活躍してこそ、社会全体としての活力が生まれて来ると思います。かといって、それが全体として無秩序にバラバラではなく、一定の効率性を伴なっている社会でしょう。


松本市の例でいえば、全国チェーン店舗に負けない地元の店舗が頑張っているから街全体の活力が生まれているのだと思います。それは、全国チェーン店舗の場合、折角利益を出してもそれは首都圏の本部に資金として吸い上げられてしまい、商品は首都圏のセンターから配送されて来る訳です。


本来あるべき姿は、その利益としての資金がその地域で再投資され、また商品はその地域で作られたものを利用してはじめて、その地域内でヒト、モノ、カネの循環が生まれ、経済的に地域が成長していくものです。地域の資源が域外に流出したままでは、それはその地域も時間とともに疲弊するばかりとなってしまいます。


地域の働き手は仕事のために中央に集中してしまっている為に、様々な弊害を惹き起しています。地方都市の著しい人口減少問題、中央は中央でピラミッド型のヒエラルキー組織が硬直的になってしまい、即ちそこで働く人たちの仕事が標準化されることにより、創造的なアイディアや考えが生まれ難くなるという問題を惹き起しています。


ヒト、モノ、カネという資源の内、一番大切なのは人であることは言うまでもなく、人がモノ、カネという資源の効果的な調和をとってはじめて社会の活力が保たれる訳です。
その意味では、いまの社会では一番大切な人の部分が目詰まりを起こしてしまっていると言えます。人間が個性を発揮して、自由な発想を出来る環境を取り戻す必要があります。


その為には、やはり寄らば大樹の陰だけではだめで、個がもっと日々の営みの中で自律的に仕事を創造していく必要があると思います。生活が出来なくなっては本末転倒ですから、会社勤めという本業を持ちながら、片手間でご自身の強みを活かして副業を行うでも良いと思います。人間が自由に仕事をすることが出来る仕組みが必要なんだと思います。


企業という中央集中型の組織は、その垣根を低くして、その組織で働く人々が自由に自律的に仕事を創り出すことが出来る様に組織をフラットにしていくことが必要でしょう。
その意味では、テレワーク、副業制度などを採用する企業が増えていますが、それを制度という域に留まらせることなく、本質的に変えて行くことが望まれます。


今日もありがとうございます!
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