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テレワーク・デイズ!

皆さん、おはようございます!
暑い日のなか外を歩いていますと、本当に体力が奪われるのを感じます。
今朝は、暑さの余韻を残しつつも、気持ちの良い涼風が心地よいです。
今日はこれから日帰りで松本へ行って来ます。



先月23日から27日までの5日間、テレワーク・デイズが全国で展開され、官民約1700団体、延べ30万人が参加したそうです。第1回目の昨年は1日のみの実施で約950団体、6万3千人が参加したのに比べ、随分と規模が拡大しています。そう言えば心なしか朝の通勤電車の混雑が緩和されていた様な気がしますが、気のせいでしょうか。


自宅やサテライトオフィスなどでの勤務を体験した利用者は、通勤時間を省くことで子育てなどに充てる時間を確保でき好評だったようです。旗を振る政府は、2020年の東京五輪に向けて都心の交通混雑を緩和する狙いもあるようです。2012年ロンドン五輪で、企業8割がテレワークを導入して交通混雑を緩和した成功例がある様です。


今回のテレワーク・デイズでの利用者からは、やはり通勤時間を削減できることが一番の満足感に繋がっている様です。確かに都内の会社に勤める方の通勤時間は、片道1~1時間半はあたりまえで、往復に換算すれば2~3時間にも及び、その時間を省き自分の時間にすることが出来たら、自らのライフスタイルも充実するというものです。


自宅でテレワークをされる方は、仕事の合間に宅配便を受け取ったり、洗濯や食事を済ませたりして時間を有効に活用することも可能です。仕事に本当に集中できる時間は1時間半から2時間が限度です。一つの仕事をその間に終えて次の仕事に取り組む前に、家事などをしながら頭を切り替えても良いと思います。


情報化社会においては、アイディアや職人芸が求められる時代だと言われています。その中でも特に独創的なアイディアを創出する為には、気付きや閃きが必要です。気付きや閃きを得るためには、他の異なる考えを持つ人々とコミュニケーションを図りながら自身の考え方に気付く場合と、独りになった時にふと思い出したように閃く場合があります。


その意味では、良いアイディアを生み出すためには、テレワークだけでも足りず、他の人々とコミュニケートする場面を意識的に作って行く必要があります。テレワークはどちらかと言いますと、独り集中して書類作成に勤しむイメージがありますが、最近では動画で通話して会議を行えますので、コミュニケーション技術も数段に上がっています。


今回のテレワーク・デイズで鎌倉市が行った「すべての人が働きやすい街づくり」への取り組みは面白いと思います。産業や会社組織は、通常、縦割り社会ですが、街を基軸に横割りでテレワークを捉えているところに、官民や企業間の垣根を越えた相互交流による知識の集積、イノベーションの創出による街おこしに繋げています。


肉体的にも、精神的にも苦痛な満員電車での通勤を伴わない新たなライフスタイルを鎌倉に根付かせたいという考え方を持っています。自らが住まう街が魅力的になるって良いものだと思います。米シリコンバレーではありませんが、産業クラスターというものは地域に根付いて行くものだと思います。


産業クラスターとは「ブドウなどの房を意味し、限られた地域の産官学が互いに競争、協力しながら技術革新(=イノベーション)を重ね、新たな商品やサービスを生み出すことで産業育成と地域振興を目ざす概念である。産地企業集積。」といわれています。地場産業ではありませんが、地域の環境条件によって適している産業などもあると思います。


今までは、知識集積やイノベーションと言いますと、大手企業の専売特許の様に捉えられていましたが、これからの時代は産業、企業、業種の垣根を越えて協働して行く時代です。そして、その協働を実際に行うのは人間に他なりません。その様な垣根を越えたコミュニケーションの受け皿として、地域と言うものがあるのではないでしょうか。


街に産業が集積することにより、街おこしにも繋がります。これからの産業集積は、鎌倉市のように、あくまでも働く人を主眼に置いた、それらの人々が垣根を越えて交流することにより、また、自然の恵みや借景を背景にしながら、豊かな暮らしを過ごして行ける様な仕組み作りが大切なのでしょう。


働く人を主役として捉えれば、自らが帰属する企業の垣根や規模の大小は関係ないと思います。働く人を軸として、その都度、協働しながら仕事が動いて行く。情報化社会とは働き方をその様に変革していく様に思います。テレワークとは、そこへ向けた入口なんでしょう。来年のテレワーク・デイズは1ヶ月位行っても良いのではないでしょうか。


今日もありがとうございます!
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