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オリックスの事業承継!

皆さん、おはようございます!
昨日、とある10年選手の経営者とお話しをする機会がありました。
事業を成功させる秘訣に話しが及び、原体験に基づく事業を行っていることが大切だとお伺いしました。確かに大変な経営をやり抜く為には、思いが必要だと納得した次第です。



オリックスが、買収額10億円を下回るような小規模事業者を一旦M&A(買収・合併)したうえで、中小企業の後継者育成や雇用の維持を目指す事業承継の支援に乗り出すそうです。今後10年で70歳を超える経営者は約245万人にのぼるが、その5割は後継者が決まってない中で、埋もれた需要が多いと判断した為です。


有望な事業を手掛けているが後継者不足に悩む中小・零細企業を対象とするそうです。
小規模のM&Aは買い手が見つかり難いため、仲介ではなく自ら買収することで時間的な猶予を生み出せます。次の経営者が育つまでの間、オリックスの若手を経営幹部として送り込んで事業を続けさせたり、対象会社の強みを生かせる別企業に売却したりする。


今までにも経営難に陥った地方の旅館を再生した経験を持つオリックスは、単にリース事業やファイナンス事業を営むのみに留まらず、野菜事業やソーラー事業、更には水族館運営事業なども営んでいます。事業そのものを運営することにより、事業のリスクノウハウを蓄積して、それをまたファイナンス事業等に活かして行く戦略観を持っています。


金融事業の中でも、ノンバンクだから経営の自由度が高いのかもしれません。一般的に金融機関は融資やリースにおける与信審査にあたり、主に財務諸表に基づく机上の審査に隔たりがちですが、実際に社内に蓄積している経営リスクに対するノウハウを審査に活かすことが出来るのは強みになると思います。


特に今般の後継者不足に悩む中小・零細企業を買収して、オリックスの若手社員を経営幹部として送り込むことは、素晴らしいノウハウの蓄積となると思います。
受け入れる中小・零細企業にとっても、人材難の中で優秀な人材を確保することに繋がり、大手企業に集中しがちな人材を分散させることにもなります。


それより増して、後継者の不足する中小・零細企業の廃業問題が迫るなかで、それを緩和させる突破口にもなり、社会的な意義が高い取り組みだと思います。後継者がいなく、事業承継を諦めていた中小・零細企業のオーナーが自らが持っている株式が売却できれば、多くのオーナーが前向きに検討する様になるのではないでしょうか。


問題は、オリックスがどの様な中小・零細企業の事業を有望な事業として買収しようとしているかが問われると思います。独自性の高い技術に裏付けられ、優良な顧客基盤を持った経営が安定している企業なら勿論だと思いますが、中小・零細企業はその様な企業ばかりではありません。その様な企業はほんの一握りだと思います。


多くの中小・零細企業は、多くの場合、オーナー経営者に帰属する何らかのノウハウに依存している場合が多いと思います。それが技術であったり、営業力であったりする訳です。そのオーナーのノウハウが企業ノウハウとして定着していない場合が多いのですが、その様な中小・零細企業へも積極的に買収を行っていって頂きたいと思います。


買収を行った後に、組織化するプロセスをオリックスが手掛けて行って頂けたらと思います。もう一つは、素晴らしい企業理念や経営ビジョンを持つオーナー経営者がいらっしゃることがあります。その様な企業理念や経営ビジョンをオリックスとして受け継いで、実現していくプロセスを同社に託せたらと思います。


日頃、大手企業の現実から掛け離れた行き過ぎた経済合理性の追求が目に留まりますが、逆に中小・零細企業は事業が組織だっておらず経済合理性を追求しきれないでいる場合が多いと思います。経済合理性を追求することが企業にとっての目的になっては困りますが、企業として事業目的を追求する上での一定の経済合理性は不可欠とも言えます。


要は、事業をある程度システム化する必要はありますが、時代は絶えず動きますので、そのシステムを固定化させないで絶えず自律的に変化して行く柔軟性が必要なんだと思います。それを実現して行くためには、組織内で働く個々人が自己の裁量に基づいて自律的に仕事が出来る環境を作って行く必要があります。


これからの時代は独創的なアイディアや創造力が企業の活力の源泉となります。規模の経済から範囲の経済に移行するなかで、企業の規模はあまり意味を為さなくなります。
中小・零細企業にとってはまたとない機会が巡って来ていると言えますので、今までの企業のあるべき姿に捉われることなく、柔軟に事業を営んで行って頂けたらと思います。


今日もありがとうございます。
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