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シェア経済におけるコミュニティ!

皆さん、おはようございます!
昨夕からの寒さに、思わず少しだけ暖房のスイッチをオンにしてしまいました。
雨の少ない梅雨空が続きますが、今日は日中に青空が広がるようですね。
庭の草木達の成長力の逞しさに驚きつつも、涼しいうちに手入れをしなければ。。



シェアリングエコノミー(=共有経済)という言葉を聞かない日がないくらい日常的に使われる様になってきたと思います。最近でいえば、民泊、メルカリが記憶に新しいのではないかと思います。6月15日には民泊新法が施行され、19日にはメルカリが株式を公開します。


改めてシェアリングエコノミーの意味を調べてみますと「個人や企業、非営利団体などが所有する物や遊休資産、ノウハウなどを、インターネットを利用した仲介によって、他者に貸し出し、交換、共有すること」となります。要点は、インターネットを利用したプラットフォームを介在するソーシャルネットワークを前提としている訳です。


そして、そのネットワークを通じて、参加者が所有する商品等を転売したり、貸し借りを行うことを可能とする、謂わば商品等を使い廻し、あたかも共有しているが如く見えるところから「シェアリング」という言葉が使われています。単に商品の動きに着目しますとインターネット上のマーケット(=市場)と言うことも出来るかもしれません。


一方、市場参加者はそのソーシャルネットワークであるコミュニティに積極的に参加する存在であることが見逃せません。それが参加者による個人的な営利目的だけかというと、必ずしもそれだけではないことに気付かされます。メルカリはフリマアプリの提供をしていますが、参加者との結びつきはユースド商品の売り買いだけではないようです。


例えば、メルカリの使い方に関する質問を参加者がネットに書き込むと、他の参加者が回答する仕組みがあるそうです。良い回答にはネット上で感謝の印がつくが、金銭的な見返りがある訳ではありません。誰かの役に立つ手応えがモチベーションになっているようです。1件の質問に対して、平均6.5件の回答があるというので驚きます。


また、新規事業である自転車シェアサービスでも参加者が車両の管理に一役を買っているそうです。故障や放置自転車があった場合、その報告や適切な場所への移動を参加者が行う仕組みが作られています。市場参加者による互いに助け合う意識が高くなければ、これらの仕組みは成り立たないはずです。


いまの社会、どちらかといえば個々人の利己的な行動が目立ち取り沙汰されることが多いと思います。一昔前を想起すれば地域地域に健全なコミュニティが成立していたと思います。いまはそれが随分と希薄化していますが、このメルカリの事例を見ますと、ソーシャルネットワークの中で自律した協働精神が成り立っているということが出来ます。


そうやって考えてみますと、オープンソースのLinuxやネット百科事典であるWikipediaなども、多くの参加者が自由に編集することが出来る仕組みとなっています。参加者がお互いに評価し合うことにより、自律した協働(=コミュニティ)が成り立ち、各々が意味あるものとして機能していると言えます。


それは利用者間(=市場参加者)で社会的なサービスに対するモラルと自覚が醸成されないとサービス自体が成立しない危うさも孕んでいます。ただし、人間には社会的に貢献したい、認められたいという欲求があり、それを市場参加者同士の相互評価という形で維持しているということが出来ると思います。


新しい社会の潮流が生まれつつある、いや失われていた潮流が再興しつつあると言った方が良いかもしれません。それが、ネット空間であるか、リアル空間であるかに拘わらず、人々のお互いの信頼関係の上に社会が成り立っているという基本を忘れてはいけないと思います。


先日施行された民泊新法においては、民泊施設のホスト、ゲストともに性悪説を前提にスタートしている様な気がしてなりません。ホストとゲストが互いに評価する仕組みが機能し出せば、自然と劣悪な貸し手と借り手は淘汰されて行くのではないでしょうか。商いとは、つくり手とつかい手の互いの信頼関係がなければ成り立つものではありません。


シェアリングエコノミーという形で、新たな社会の枠組みが萌芽しつつあります。
資本の論理ばかりが際立つ中で、企業もこれまでの価値観を見直すべき時期にきているのではないでしょうか。新たな社会の潮流を潰すことのない様に私たちが見守って行くとともに、実社会においても多くのコミュニティを再生して行くべきでしょう。


今日もありがとうございます。
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