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小商いとしての民泊!

皆さん、おはようございます!
今日は束の間の梅雨空が戻って来たようで、空が重たい雲で覆われています。
中小企業の経営者を見ていますと、一途に頑張っているのに結果が伴わないことも多々あります。そんな遣る瀬無さを感じながらも、何を拠り所に頑張れるのでしょう。



民泊の本格解禁が今日15日に民泊新法施行により幕を開けようとしています。
今までも法律がない状態で民泊の利用がなされてきましたが、これにより住居専用地区での営業が認められるものの、営業日数が180日を上限とされ、市区町村の条例により実質的に平日は営業を認められない等の制限が加わることになります。


その様な厳しい制約の下、実際に事業者届け出件数は3000件と、低調なまま留まっているようです。いま混乱を招いている民泊仲介サイト、米エアビーアンドビーでは、今春には約6万2千軒あった掲載施設のうち無許可施設の表示を止めた為、8割減の1万3800件に急減少しているという現実もあります。


そうした施設の15日以降の予約を順次取り消しており、月内だけで3万件のキャンセルの恐れがあるといいます。もう少し、早めの対応をするか、暫定的に既に予約の入っている施設については移行期間として宿泊を認める等の対応があっても良いと思いますが、観光大国日本を標榜する我が国の対応にはマイナスだと思います。


確かに、ワンルームマンション等の運用目的とした民泊利用は、周辺住民への配慮や、そもそも民泊へ宿泊するお客様の目的からして、些か主旨に反する様に思えます。
訪日客が民泊を選ぶ理由は、一般家庭の日常生活を体験したい、家主と交流したい、古民家など非日常感を味わいたい等、必ずしも安く宿泊することだけではないようです。


その様に考えますと、本来、民泊は同じ建物に観光客を受入れるホストとなる家族が同居していた方がその目的に合致している様に思えます。
私が想起しますのは、観光地によくある民宿でしょうか。漁師さんや農家さんが兼業で営む簡易宿ですが、民宿の都市版という形が相応しいのではないでしょうか。


民泊や民宿を営業している家族とコミュニケーションが図れ、その地域の手料理をふるまって貰える、一般家庭の束の間の生活の様子を垣間見ることも出来ます。
今回の民泊新法で残念なのは、その様な営業者であっても、営業日数の制約や消防法設備設置との兼ね合いにより、採算が合わず事業者届けを行えない施設が多いことです。


今回の民泊は、後追いの法制度ですので、市場が混乱するのも仕方がない部分があると思いますが、再来年の東京五輪開催を控え、新法施行後の様子を見ながら、徐々に法改正もなされて行くべきではないでしょうか。やはり、お客様あっての宿泊施設だと思いますので、お客様に受け入れられなければ意味がないと思います。


やはり民泊施設を運営する事業者が、先の民宿と同様にホストファミリーのいる個人事業者であったら面白いと思います。観光客の欲求を満たすということもありますが、それがシェアリングエコノミー(=共有経済)という新たな事業形態における、小商い、生産消費者(=プロシューマー)だからです。


明治維新以降150年にも渡る産業の近代化により、財やサービスの供給者と消費者という明確な線引きが顕著になっており、その消費者である生活者の消費動向が少し前に比べますと、明らかに貪欲な欲求に基づく消費をしなくなってきています。もっと堅実な自らの暮らし方に裏打ちされた賢い消費者になりつつあると思います。


それは、消費行動を通じて自らの考えを主張しているようにすら見えます。そのことと、このタイミングでシャアリングエコノミーが生み出されてきたこととは、何か偶然の一致とは思えない様な気がします。今まででしたら、モノを購入する、すなわち自らの所有するという利益を手に入れることにより満足感を得ていました。


それが、もっとエコに所有ではなく、多くのコミュニティの中で共有するという考え方が生まれて来つつあるとも言えます。戦後のもののない時代にも、ALWAYS3丁目の夕日の情景の様に、貧しいながらも明日に対して夢を見る共有するコミュニティがあったと思います。


その時とは社会の仕組みも経済状態も異なりますが、何か日本人のDNAとして重ね合わせられる部分がある様な気がします。小商い、生産消費者も、必ずしも経済合理性を追求することを目的としているのではなく、消費者の視点でお客様と「繋がり」というコミュニティを大切にするという意味で、何か時代の変化と関係があるのではないでしょうか。


今日もありがとうございます。
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