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小商いとしてのMAKERS!

皆さん、おはようございます!
昨日は真夏の様な陽射しで、暑い一日でしたね。
午前中の、まだ暑さも落ち着いている午前中に、お台場の青海駅周辺に咲ているアナベルを見に行ってきました。とても上品で見事でした。



「小商い」とは人間が持って生まれた基本的な欲求なのでしょうか。
自分の考えで好きなものを工夫しながら思いを込めながら創り上げて行くプロセス。
小商いと言いますと、クラフト(=手づくり雑貨)をイメージしがちですが、広義に捉えますとDIY(=Do It Yourself)の範疇になるかと思います。


小商いをDIYと括り直しますと、クラフト以外にも家電製品、アパレル、書籍、音楽など様々なものを手づくりし販売できる時代となっています。家電製品でいえば「MAKERS」という言葉があります。若いデジタル世代が自宅のガレージをオンライン化して、3DCADや3Dプリンタを駆使して家電製品の製造に勤しむ人たちが増えています。


自分ならではの製品を自分の思いと工夫により創る。家電製品などは、工業化製品として製造業者でなければ作れないと思われていますが、情報技術の進展、デジタルファブリケーション(=*1)の普及が、個人でも小ロットな家電製品をつくれる時代になっています。これをメーカーズ、第三次産業革命と言わしめる所以です。


(*1)レーザーカッターやCNCマシン、3Dプリンタなどの、コンピュータと接続され  
    たデジタル工作機械によって、3DCGなどのデジタルデータを木材、アクリルな 
    どの様々な素材から切り出し、成形する技術。


パナソニックが元社員であった岩佐琢磨社長率いるシフトール社という、家電製品開発、製造、販売する会社を買収したという話しがあります。実を言いますと、この岩佐氏がメーカーズなんです。デジタルファブリケーションを活用して、大手家電メーカーでは少量過ぎて生産できない商品に目を付けて製品化を行っていました。


大手家電メーカーに比べますとスタートアップベンチャーは小回りを効かせて、開発期間も短くて済みますし、開発コストも軽減することが出来ます。
大量生産型のモノづくりが飽和してしまい、困り果てたパナソニックが辿りついたのが、このシフトール社のノウハウを自社の製品開発に活かしたいということです。


このシフトール社の例に限らず、タクシー大手の日本交通ではJAPAN TAXIという子会社を通して、タクシー車内で利用するカーナビ、ドライブレコーダーといったハードウエアやソフトウエアを自社開発していることをご存知でしょうか。JAPAN TAXIは専業メーカーではないかと思われてしまいそうですが、その様なことはありません。


シフトール社と同じ様に列記としたスタートアップベンチャーなんです。デジタルファブリケーションを駆使して試作品開発に勤しんでいます。自社タクシー用デジタル機器のみならず、同業他社にも販売しています。最終的にはタクシーの自動運転化を目指しているとみられており、トヨタ自動車からも出資を受け入れています。


情報技術の進展、3Dプリンターをはじめとするデジタルファブリケーションの普及は、これまでハードウエアのモノづくりは大手家電メーカではないと出来ないと思われていたことを、メーカーズと言われる個人でもモノづくりが出来る時代へと変容させています。勿論、大量生産に関しては大手企業の得意とするところではありますが。


少なくともモノが飽和している時代において、大手企業もいきなり新商品を大量生産で開発する訳にはいかないというのが現実ではないでしょうか。モノづくりの開発、試作、量産というプロセスの中で、開発と試作というフェーズと量産というフェーズを切り分けて考える必要があるのでしょう。少量生産をどの様に実現して行くべきか。


メーカーズ達は開発、試作を経て少量の製品を販売し、それが予想以上に売れた時には、量産プロセスを外部メーカーに委託生産すれば良い訳です。既に米国ではメーカーズ・ロウ社という、メーカーズ達と受託生産するメーカーとをWebで仲介するベンチャー企業まで出現している位です。


情報技術による第三次産業革命は、ものづくりの世界を大手企業だけに委ねていたものから、再び個人の手に取り戻すことを可能としています。単に技術革新によるだけではなく、「つくり手」「つかい手」の両者に、人間が本性として持つ、互いの思いを伝える関係を醸成することをも可能とします。これが本来のものづくりのあるべき姿でしょう。


今日もありがとうございます。
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