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病院経営と制度改革!

皆さん、おはようございます!
このところ初夏を思わせる陽気で、本当に過ごしやすいですね。
2週間前には雪が降ったなんて誰が思うでしょうか。
これだけ気温の差が厳しくなると、少しばかり身体を労らないといけませんね。



ドラッグストア・調剤薬局のココカラファインが大阪府和泉市にある病院敷地内に新たに調剤薬局を出店させるそうです。ドラッグストアチェーンによる医療機関内への出店は初めてとのことです。確かに、新たに病院が出来ますと、その周辺に調剤薬局が数軒出店するのは良く見かけますが、病院の敷地内というのは見掛けたことがありません。


2016年10月に規制緩和され調剤薬局チェーンによる病院への出店が相次いでいるようですが、調剤薬局事業を強化するドラッグストアによる出店は初めてとのことです。
それまでは、調剤薬局が病院の敷地内に出店する場合、病院との間を柵で覆わなければいけないほど規制が厳しかったようです。


最近、最寄りの大学病院へ行く機会があるのですが、わりと最近に建て替えが行われたこともあり、建物内の空間がとても洗練されており、地域連携医療にも力を入れており機能的でとても心地よいものです。受付の担当者の対応も良く、一昔前の病院のイメージとは様変わりです。


病院の建物内にスターバックスコーヒーやフラワーショップが出店していることも、今までの病院とは異なる雰囲気を醸し出している理由になっていると思います。
ここで、おそらく疑問が思い浮かんでくると思います。2016年の規制緩和により病院の敷地内に調剤薬局の出店が認められたのに、カフェ等も緩和の対象になったのかと。。


病院の関係者に話しをお伺いしてみますと、病院を司る医療法人には営利事業が認められていないので、病院内にお店を出店させることは出来ないそうです。
スターバックスやフラワーショップを出店させているこの病院は、医療法人ではなく学校法人だから出来るとのことです。


学校法人も医療法人も法律により規定されていますが、その行政を司っているのが文部科学省と厚生労働省ということなのでしょうか。
病院を利用する消費者からしてみますと、法律規定や所轄行政庁が何処であれ、病院が便利で安心できる心地よい場所であれば良いと思いますが如何でしょうか。


確かに病院が民間企業の様に営利団体となっては、健全な医療の提供を脅かすことになりますので、行き過ぎた営利行為はいけないと思いますが、病院も多少は競争原理が働かないとサービスの品質が向上しないのではないでしょうか。実際に、将来的な健康保険財政の逼迫を見越して、民間企業が関与する病院が増えています。


また、病院にあっても良いと思う営利目的の店舗の出店を病院が非営利団体であるが為に認めないというのであれば、病院会計と営利目的の会計を完全に分離して管理すれば、病院の独自性を維持できるのではないでしょうか。例えば、別法人にして経営を完全に分離する方法も考えられると思います。


医療法に定められたことを規定通りに頑なに守り通すことも重要だと思いますが、立法した時の時代の成熟度も環境も変容していると思います。そうであれば、その時代の変化にともなって法律も変えて行くべきだと思います。法改正をするまでもなく解釈と運用ルールを変更すれば対応可能だと思います。


いまの時代、何かに付け法律、規定、ルールといった制約の中で日々、生活をしている訳ですが、時代の変化にそれらの規律が追いついていないところが多々あるのではないでしょうか。それら規律を変えるためには、私たちの生活の上での慣習が明らかに変化していないと変更することが難しいのは理解できます。


特にこの医療に関する規定は人命に関わる問題ですので慎重に対応するべきでしょう。一方で、先ほどの医療関係者の話によれば、2030年には健康医療財政の逼迫が限界に達すると言うではないですか。であれば、法律を定めた時との制度的な前提が異なって来ている訳ですから、そこに立ち返って法律の全体像を再点検してみるべきかと思います。


いまの時代を支えている制度や仕組みは、時代とともに徐々に変わって行くものですが、今回のそれは明治維新後150年経過した時以来の大きな変革期です。生活者の意識が変わる前に時代が先に変わっているということもあるかもしれません。その時の判断軸として、物事の本質や人間として正しいことは何かに照らし合わせてみると良いと思います。


今日もご覧いただきましてありがとうございます。
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