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日本の技術力!

皆さん、おはようございます!
いよいよ桜が満開ですね。
家から暫く行ったところに両脇が桜並木の沿道があります。
開花すると見事な桜のアーチとなり清々しい気持ちになります。



最近、とある林業会社の事業に魅せられています。
それは日本の貴重な資源である樹木を後世にきちんと残して行くとか、国政の誤りにより産業としての林業が衰退していることに対して、正義感を振りかざす様な情緒的なものではなく、そこに産業や事業としての本質を感じるからです。


日本の林業は遡りますと12世紀頃から営まれていたと言われています。
第一次産業で括られている通り、生きた自然資源を相手に営む産業です。世界に目を向ければ、最近でこそ木の伐採も重機による自動化が進んでいますが、日本では地形的な特性もあり、まだまだ人間の勘や経験に負う部分が多い状況にあります。


木を伐採すると言いましても、その木が植生している山の状況や木の特性を充分に見極めて、人間自身が真剣に自然と向き合わないと事故の原因に繋がり、安定的に事業を営むことが出来ません。いま産業には様々な種類の事業がありますが、この林業は歴史的に見ても自然素材を生産して付加価値を上げているという意味からも事業の原点だと思います。


林業会社の技術力が、機械や組織に蓄積できない職人芸と言われる様な個人の技に依拠しているところにも事業としての本質を感じます。そこには個人差もあると思いますが、勤勉さ、繊細さ、丁寧さ、緻密さ、簡潔さといった言葉で形容するに相応しい、身体に染み付いた燻銀の技を見い出すことが出来ます。


これが働くことの原点だと感じるのは、やはり日本人が日本人たる所以なんでしょう。
燻銀の技は、第二次産業である現在の自動車産業であっても通ずるものがあるのではないでしょうか。世界の誰しもが認める日本人の勤勉さ、繊細さ、丁寧さ、緻密さ、簡潔さといった技術力が日本製の車が一目を置かれる拠り所になっていると思います。


諸外国から見た場合に奇異と映るのか、恐怖と映るのかは分かりませんが、燻銀の技は日本が世界に誇れる個性であることに違いないでしょう。明治維新以降の文明開化、第二次世界大戦以降の西欧文化を模倣することにより、それを大量生産大量消費型の産業として結実させたのが1980年代ではないでしょうか。


その後の現在に至る先進国経済は、モノが満ち足りて工業生産が停滞し、金融経済が勃興しバブル崩壊やリーマンショックを惹き起したことは記憶に新しいと思います。
今後、工業生産はアジア諸国に移り行く流れは変わらず、先進国におけるモノづくりは衰退するだけなのでしょうか。


今までのモノづくりは機能性が求められてきましたが、これからの情報化社会におけるモノづくりは消費者にとっての意味性が求められる様になります。
その様な中で、モノとしての原始的な素材である木についても、改めてコト消費としてその意味を捉え直してみる必要があるのではないかと思います。


日本人は西洋文化によるコンクリートの技術を輸入するまでは、木を素材に試行錯誤して様々なモノを創って来たと思います。時代が移り変われども、自然を尊ぶ日本人の精神は、DNAとしていまの私たちに受け継がれているように思えます。そして現在に至り、もともと日本人がもっていた精神文化が呼び覚まされているのではないでしょうか。


木といえば、建築資材や紙の原料として活用されるのが今までのあり方であったと思います。その古くて新しい素材を活用してどの様なコトを創ることが出来るのかを改めて問い直すことも必要でしょう。その意味では、隈研吾氏の様々な素材の本質を活かして新たな建物をデザインする取り組みは必見に値するものと思います。


木という素材の特性を熟知している林業会社が、新たな活用方法を模索し創造しはじめた時に、何か新しい林業会社としての概念が生まれて来るような気がします。その為には、今までの業界慣習に留まることなく、様々な異業種他社と緩やかに繋がり持てる技術力に更なる磨きを掛けて行くことが必要なのでしょう。


技術の原点は人間の経験に裏付けられた技と弛まぬ試行錯誤を通した創造力にあると思います。私たちは技術と言うと先端技術で造られた製品にばかり目を奪われがちですが、人間の中に宿るものだと思います。どの様なより良い豊かな暮らしをデザインするかにより、創造される技術も異なって来るのでしょう。


今日もありがとうございます。
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