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裁量労働制の本質!

皆さん、おはようございます!
昨日、東京では春一番が吹いた様ですね。
ちょうど学生さんの就職活動が始まったようで、コートも着ない真新しいスーツ姿が初々しく、春の訪れを演出しているようにすら見えました。



働き方改革の法案が現在開催されている国会で審議されています。
ポイントは①生産性の向上と②長時間労働の是正にあります。
なにか法律で強制しないと働く上での課題が是正されないというのも不思議な感じがしますが、これで働き方が変わって行くのであれば、前向きに受け止めるべきなのでしょう。


裁量労働制法案が国会審議中の不適切データ問題への批判により、今国会での可決を断念する旨が発表されていますが、データの適切性云々の前に裁量労働制の本質をもっと論議して頂くべきだと思います。裁量労働制とは「実際の労働時間がどれだけなのかに関係なく、成果で評価する制度」です。


既に2000年代の前半には企画系職種に導入されていたと思います。
今回は、これを営業職等にまで拡大しようというものです。裁量労働制は労働時間に関係なく成果で評価されるため、時間あたりの能率で評価する職種には適していないので、従来の方法で評価されることになります。


むしろ今まで営業職が裁量労働制が適用されていなかったことが不思議なくらいです。
ただ、法律は改正されていなくとも実際には裁量労働の様に成果で評価する方法は既にどの会社でも導入されているものと思います。改めて法律で裁量労働制度と言われると、皆さんはこれで何が変わるのかなという受け止め方ではないでしょうか。


私自身も、社会に出てからどちらかと言いますと会社という組織全体で一つの事業を廻して行く仕事(≒分業型の仕事とでも言うのでしょうか)よりも、少人数もしくは独りでプロジェクトを任されて完結させて行く仕事が多かったものですから、法律はどうであれ、裁量労働的な仕事しかしたことがないと言っても良い位です。


某化学メーカーで企画職を任されていました時に、突如として会社からこの裁量労働制なるものを導入するから書類に判子を押して来るように言われたことがあります。
その時のことを良く覚えていますが、もともと裁量労働的な働き方をしていましたので、それ以後も何ら働く環境が変わるところはありませんでしたね。


恐らく、その時に新法が出来たので、会社との雇用契約書に裁量労働制を付加する為に会社が体裁を整えたのでしょう。
自分の裁量で行っている仕事が佳境を迎えれば遅くまで会社に残ることもありましたが、一年中忙しい訳ではありませんので、仕事がない時はさっさと退社していました。


私のような労働環境にいられたのは寧ろ珍しい方なのかもしれません。
知人にSEに他社の話しを聞きますと、やはり仕事がなくとも付き合い残業が恒常化している企業が多いと聞きます。大手企業であってもです。毎晩、夜の9時、10時まで会社に残らなければならないので、遣らなくとも良い仕事まで遣ってしまうようです。


毎日12時間も会社に居たら、正直に疲れてしまうと思います。人間が真剣に集中できる時間はせいぜい1~2時間が限度だと思います。相当に疲れてしまいますが。
それを12時間も会社に居る訳ですから、体力を温存させながら仕事を遣らないと、身体が持たないと思います。


この辺に、先進国の中で日本の企業の生産性が低いと言われる原因がありそうですね。
その意味では、この時期に裁量労働制の対象職種を広げる法制を設けることは良いことだと思いますが、与党は今国会での可決は断念しているのですよね。
経済団体はいずれも前向きに捉えており、機は熟していると思いますが残念です。


この裁量労働制が実効性をともなうものになるか否かは、企業トップの理解力だと思います。来るべき時代が、情報化社会の中でもAIによる自動化が進み、標準化された判断をともなわない仕事がコンピューターに置き換えられると言われる中で、企業の利益の源泉は人間の創造力であることを充分に理解する必要があります。


実際に働いている時間ではなく、成果に応じで評価する様になれば、働く時間どころか働く場所をも気にする必要がなくなるでしょう。もっとも能率の良い場所で仕事をすれば良いので、テレワークも進展することになると思います。少しずつですが、急速に世の中の動きが早くなって来た様な気がします。


今日もありがとうございます。
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