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日本の林業!

皆さん、おはようございます!
昨晩、ある会合で国分寺にある圓箸という創作割烹に行ってきました。
お洒落な居酒屋という感じのお店ですが、料理がこれでもかというくらい出て来て完全に食べすぎです。。今日は健康診断なのに、どうしよう。



最近、天気予報を見ていますと、必ず花粉情報も解説される様になっていますね。
そろそろ花粉症の方には大変な季節かもしれません。
私が林業に関心を持つ様になったのは、これだけ国土の2/3を森林に覆われているのに、なぜそれが資源として活かしきれていないのかという素朴な疑問からでした。


恐らく、多くの方がその様に感じられているのではないでしょうか。
いまの森林は、戦後間もなく来るべき住宅需要を見込んで、全国的に一斉に杉が植林され、それから50数年を経過し、伐採期に差し掛かっています。ところが様々な要因による構造不況により樹木の伐採が思う様に進んでいない。スギ花粉量も増える訳です。


この問題を山林における施業(=森林を育成するために行う造林、保育、伐採等の一連の森林に対する人為的行為を実施すること)の問題として説明するには狭すぎてしまいます。資源としての樹木は、伐採されたのちに市場、製材所、複数の材木商を経て、ハウスメーカーや工務店へ建材として流通して行きます。


その間、様々な小規模な事業者の手を煩わせて消費者の下に届く訳ですが、消費者からみれば国産木材も輸入木材も関係なく、木材の持つ風合いと価格により選好されることから、国産木材の自給率は3割前後となっています。戦後の輸入解禁と円高基調が、輸入木材の価格が国産木材に比較して安いことが自給率を押し下げる原因となっています。


輸入木材は、地形的に見て日本より起伏が少ない山林で伐採されることも、伐採における機械化が進みコストが低減されている理由として挙げられます。大量生産大量消費に叶っていることも、日本のハウスメーカーが建材の安定調達という観点から、輸入木材に頼った理由として挙げられます。


国内の場合、業界内の各事業者が小規模だと言うことも、安定的に均質な木材を供給できない理由として挙げられます。樹木は生きものですので、各産地毎に同じ樹木でも質が異なっています。同じ産地内であっても、樹木の育成状況が異なれば、当然に木の質が異なってしまうという難しさがあると思います。


それ以前の問題として、耐久消費財として輸入木材との価格比較に晒されていますので、その価格を基準に製材や流通過程のマージン、施業のコストを差し引いて行くと、山林所有者が樹木を販売しても施業コストの方が高くなってしまい、手元に何も残らない、むしろ持ち出しとなってしまうという現実があります。


いま日本で為されているのは、山林伐採に補助金を出して、どうにかこうにか山林から木を伐採して市場に流通させているということです。もう一つは、先の日本の山の傾斜にも関わるのですが、伐採した木を山から下ろして来るには、道路が必要なのですが、一つの山に複数の山林所有者がいて、どんどん相続が進むと、なかなか敷設できない。


この辺も、伐採がなかなか進まない、かつコストが割高となってしまう原因となっているようです。この辺を解決するためには、山林信託やファンドを利用して、山林の所有関係を一団地として集約化して行く必要があると思います。そして、製材所を含む流通についても、ある程度のスケールメリットを追求して行くことが必要でしょう。


日頃、情報化社会の中では規模の経済よりも、規模の不経済に触れることが多いですが、この広い意味での林業界では必要最低限の規模を整えて行く必要があると思います。
その上で、情報通信網を構築して各産地に分散する地域林業界をネットワーク化して、消費者との間を結びつけて行くことが有効だと思います。


資源としての樹木ですが、原油などと同じ有機物です。樹木の成分は、セルロース、ヘミセルロース、そしてリグニンから構成されています。セルロースは紙の原料になりますが、リグニンはフェノール性化合物でありこれから樹脂やエタノールを抽出することが出来ます。このリグニンを抽出する技術が進展すると正しく再生可能エネルギーですね。


いま、この広い意味での林業界に必要なことは、個々の事業者の財務基盤を安定化させる意味でも、規模の経済を追求することだと思えます。そして、消費者に直接受け入れられる付加価値の高い商品を開発して行くことではないでしょうか。古くからの業界慣習に囚われることなく、利益を追求して行く必要があると思います。


本日もありがとうございます。
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