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伝統の良さ!

皆さん、おはようございます!
穏やかな三連休をゆっくりと休むことが出来ました。
都心の盆栽Caféに行ったり、近場のCaféに立ち寄ったり。。
本当にCaféって人を和ませる何ともいえない味がありますね。



お酒や醤油を醸造する木桶(きおけ)をご存知でしょうか。
今でも使用されているのかと思いましたら、戦後よりホーローやステンレスのタンクに取って代わられ、量産用としては日本中の酒蔵から姿を消しているとのことで驚きました。よくテレビの旅行番組に出て来るのは観光用なのかもしれませんね。


木桶でお酒や醤油をつくると、蒸発などで自然と目減りしてしまう他、木桶の表面にある雑菌で醸造過程で腐ったりする為、温度管理が難しいそうです。また、木桶自体の価格が、今では木桶をつくれる職人が少なく(現在は日本に一人しかいない)、非常に高価であることもホーローやステンレスに置き換わった理由となっているようです。


日本酒全体の出荷量は昭和40年代をピークに右肩下がりとなっています。
その一因が、均質な酒の大量生産を優先し、一本一本の個性を重視してこなかった生産者側の酒造りにもあったと言われています。「1000年以上も続いた酒造りの伝統を日本酒から奪ったらただの加工飲料」と揶揄されても仕方ないかもしれません。


木桶で酒造りをする場合、木桶に住む乳酸菌が仕込中に活動して日本酒のうま味が増強されると言われています。
現在の酒造りは、毎年品質の違う米で均一な味に仕上げる必要から、木の風味も除去することが望ましいとのことからも木桶が使われなくなっているようです。


実際に杉で出来た木桶では、「杉に含まれるテルペンなどの香り成分やタンニン、ポリフェノールなどが酒に溶け出し、たんぱく質などと結合することで、現代の酒造りでは味わえない複雑な風味に仕上がる」とのことです。確かに伝統的に受け継がれた製法というものは、歴史の中で磨かれた個性があると思います。


規模の経済と効率性を追求するがあまり、失われてきたものがこの様な所にもあるのですね。確かに現代の醸造方法でお酒を頂いても、美味しいと感じるのですが、それは現代の規格化された味に私たちが慣らされてしまったからであり、ある意味、五感という感性が失われているようで寂しくもあります。


このことはお酒や醤油に関わらず、衣・食・住あらゆることに言えるのかもしれません。
規格化された大量生産品は、均質的な製品を大量につくることで価格低減に成功し、大量消費を実現しました。誰しもが同じ様なものを消費できることになり、物質的な豊かさを手に収めることが出来るようになりました。


これが明治維新後150年間費やして実現してきた近代化の一つの結果なんだと思います。この間に培ってきたものを全面的に見直し、過去の郷愁(=伝統)に遡ることはないと思います。しかし、お酒で例えれば現代のお酒よりも伝統の中で受け継がれてきた本物の味の方が、美味しいという現実があります。


古くとも良きものは、現代で絶やすことなく将来に受け継いでいかなければならないのではないでしょう。人間の欲求とは、一つの欲求が満たされると、更に高次の欲求を追い求める生き物でもあります。標準化された味が満たされれば、なおさら伝統的な忘れかけていた本物の味を満たそうとする欲求が生まれても不思議はありません。


情報化社会の到来により、次なる時代を築き上げて行こうとする現在、この150年の間に新たに得たモノと、それ以前の代々受継がれてきた伝統のモノを比較して、私たちにとって良いものを取捨選択する時かもしれません。これからの技術進歩が新たな地殻変動を起こす前に今の足下を踏み固めておく必要が必要があると思います。


これからの時代、今までの様な直線で物事を捉えることは出来ず、錯綜した複線の上で物事を判断して行く時代になると思います。そこには正しい解などはなく、価値観が自らの立ち位置を規定して行く時代です。同じ様な価値観を持つ者同士が集まり、緩やかな連帯の中で自分達の目標に到達しようとする。


それは、近代化の支柱となってきた規模の経済(=資本の論理+合理化)という考え方をも否定する力を持つとも言えます。情報技術という新たな力を手にして、ある部分は規模の経済を追求し、ある部分は規模の「不」経済を選択することが可能となる時代と言うことができるでしょう。


今日もご覧いただきましてありがとうございます。
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