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シンプリシティIKEA!

皆さん、おはようございます!
外を見渡せば、またもや一面うっすらと雪景色ですね。。
先週ほどの積り具合ではありませんが、午前中の交通機関の動きが気になる所です。
今日が金曜日で良かったと、ホッと肩をなでおろしたくなります。


IKEA(=イケア)に一度は足を運ばれたことがあると思います。
スウェーデンのスモーランドという田舎町で創業したイケアは、今では欧州、北米、アジア、オセアニアにグローバル展開する家具の設計、製造、販売を手掛ける小売業です。
そんなイケアは世界に272の店舗数と4兆円を超える売上高を擁しています。



日本では同じビジネスモデルのニトリと比較されることが多いと思います。売り場が単に商品を陳列するのではなく、ブース毎にショールームの様にお部屋をイメージしたライフスタイルを提案する見せ方に好感が持てます。家具のみならず、レストランやフードコートを併設し、北欧の食べ物を楽しめるところが異国情緒あって楽しめますね。


差し詰め、日本に居ながらにして北欧テーストを実感できるという意味では、旅行気分を楽しめるテーマパークの様な家具店として消費者は受け止めているのではないでしょうか。ここにスウェーデンの人々がいたら、スウェーデン文化そのものなのでしょうが、そこはテーマパーク事業を営んでいる訳ではありませんので。。


このイケアの創業者イングバル・カンプラード氏が先日お91歳で亡くなりになられたそうですが、17歳の時にイケアを創業されているのですね。
創業の理由は、ご自身の田舎町が冬に労働力を持て余す、一方、豊富な地域の木材に囲まれていたことに着目したことにあるようです。


無駄と贅沢を嫌い、何事も有効活用することを真骨頂とするカンプラード氏の性格が、いまのイケアのビジネスモデルを築いた様です。「シンプリシティー(簡素化)は美徳」という理念を掲げ、当初は雑貨などのカタログ販売を手掛けていましたが、後に「フラットパック」と呼ばれる箱に入れた組み立て式の家具販売を行うまでになっています。


そんな創業者の理念が、シンプルながらデザイン性の高い数々の商品を生み出し、広く世界に浸透し現在に至っているようです。商売ありきで事業を始めていない所に好感が持てます。肘肩を張らず、素朴な目線で自分の身の回りにある事業になり得る資源(ここでは田舎町の労働力と木材)を繋げることにより、自然体で創業しています。


一昨日、東京ビッグサイトへWoodコレクション展2018(=通称モクコレ)とインターナショナルギフトショー春2018年(=アクティブデザイン・クラフトフェア)に行ってきました。どちらも地域に根付いた伝統的な資源や製法を用いたプロダクトを発表しているという意味では似ているのですが、決定的な違いを感じました。


後者は、非常にいまの時流に合った消費者が欲しいと思うデザインをふんだんに採り入れ、伝統的に受け継がれた工芸品のあり方を大きく崩しているので、かえってそれがそのプロダクト固有の伝統的な製法や資源の味を引き出す結果となっています。だからこそ、その伝統的な部分や地域性を浮かび上がらせ強調する結果となっています。


前者は、一言で申しますと、いままでの因習から抜け出せないでいる。言い方を変えますと、消費者という相手の為というよりも、独りよがりな感じで見えてしまうのは気のせいでしょうか。長らく、肩で風を切って歩いて来た華々しい業界の残影が、そうさせているのかもしれません。でも、時代は変わっています。


イケアの創業者の例で申しますと、非常に謙虚さが伝わってきます。その様な方ですから、消費者に受け入れられるプロダクトや提供方法を丁寧に考えたものと思います。
事業には、人、物、金と、何を、誰に、どの様に提供するのかということが大切です。
それを力づくで整えようとしても上手くは行きません。


それらの要素を無理なく揃えられる隙間を探すのが事業なのかもしれません。いや、揃えるのではなく、既に揃っているものをどの様に繋ぎ合わせていくのかという言い方の方が正しいかもしれません。その組み立て方が、事業に携わるものとしての英知であり、創造力なんだと思います。


事業とは、創業しようと思って創業するものではないのでしょう。全ては結果論です。力まず、その時の流れに乗って、市場の力を利用して物事を自然体で動かして行くという点においては、気功や合気道をはじめとする武道と似ているかもしれませんね。
今日も、ご覧いただきましてありがとうございます。


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