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楽天による情報化戦略!

皆さん、おはようございます!
最近は6時を過ぎたころから空が薄っすらと明るくなりはじめます。
寒さはまだ緩んできませんが、今日は天気が良くなるのではないでしょうか。
こうやって一日に一度くらい自然と向き合う時間が心地よいものです。


最近、三木谷さん率いる楽天が非常に元気よく目立ちますね。
同社がもつ情報技術や9千万人を超える顧客データを活かした事業拡大が目に留まります。当初はECのプラットフォームという位置づけだったと思うのですが、最近では経済のインフラとなり得る事業への展開に大きな舵を切っている様に見受けます。



旅行事業、銀行やカードなどの金融事業、携帯電話のフリーテルから通信事業を買収した新たな第四極となる携帯電話事業への進出。更にはウオルマート(日本法人は西友)と共同でネットスーパーへの進出し、そして今回は損保事業へ参入です。そうそうエア・アジア・ジャパンというLCC航空事業もありました。


今までに築き上げてきた顧客データを基軸に、様々な事業に取り組むことが出来ると思いますが、とりわけamazonと異なり加盟店任せとなっている物流業務について、早々に自社物流体制を構築しようともしているのではないでしょうか。ウオルマートとの取り組みは生鮮品という難しい物流分野のノウハウを蓄積しようとしている様に見えます。


朝日火災海上の買収に関しては、ECでの顧客の購入履歴から家族構成や生活様式を分析し、保険料をきめ細かく設定できる新たな火災保険を9千万人の顧客に提案することを狙いとしています。旅行者や通販加盟店に対して、旅行保険やPL保険などの提供が出来ます。どれもECという本業との相互補完性を期待できます。


今後、他にも生命保険や証券といった分野にも触手を伸ばして行くことは間違いないと思います。インターネットを活用した通信販売も、いよいよ第二ステージに入って来たという感じがします。事業の三要素はヒト、モノ、カネ、情報であると言われていますが、これからの時代はこれに物流を加えても良いでしょう。


モノ+情報で創業した楽天は、その後、金融の領域に進出しフィンテック(=ファイナンスと情報技術の融合)を目指しています。日本はまだ遅れていますが、世界各国は消費者の現金取扱量が減少しており電子マネー決済を基本とする様に変化しています。それこそ屋台でもスマホ決済があたり前という世の中です。


日本でも東京五輪・パラリンピックを契機として、急速に金融マーケットが情報化していくことになるのでしょう。その時を見据えて、楽天はどんどん布石を打って行くのでしょう。三木谷さんは日本興業銀行出身でいらっしゃいますので、特にこのフィンテック分野への思い入れがあると考えても不思議ではありません。


これからの情報化社会を考えた時に、シェアリングエコノミー(=共有経済。個人や企業などが所有する物や遊休資産、ノウハウなどを、インターネットを利用した仲介によって貸し出すなどして、他者と交換・共有すること。)に対して、楽天がどの様な展開を図っていくのかも興味深いろことです。


恐らく、事業の最大資源である顧客情報を核として、既に進出している空き家を利用した民泊(=旅行事業といえます)から派生的に金融事業へ結び付けて、個人が所有する不動産に触手を伸ばすのではないかと思います。三木谷さんは銀行でM&Aを手掛けていただけあって、事業間のシナジー(=相互補完)効果を重視した事業展開をされています。


その意味で、手付かずとなっている事業領域がヒトでしょうか。技術革新により、人の分野もPtoP(=peer to peerの略。個人間で直接、ヒト、モノ、カネの取り引きをおこなうこと)の分野が急速に伸びて行くものと思います。楽天としては、いまの第二ステージを作り上げてから満を持して参入してくる最後の領域ではないかと推測します。


情報化社会の進展により、様々な領域で既存事業と情報技術の融合が進みはじめています。今はまだその黎明期とも言えます。まずはインフラ産業でそれが始まっている段階と言えるでしょう。まだまだ、世の中には社内の情報化すら進んでいない産業もありますが、これからの時代、情報化を避けて通ることはできないでしょう。


今まではIT系企業がこの情報化を牽引してきましたが、これからは既存産業の中にも自らが持つ最大の事業資源に集中させて、視点をずらして情報産業化する企業も出現して来ることでしょう。今日もご覧いただきましてありがとうございます。
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