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ライドシェアリングはタクシー業?!

皆さん、おはようございます!
冬至を経て、少し日の出が早くなったかな。。と思うのは気が早いでしょうか。
どんどん月日が流れ、今年もいよいよ、あと1週間となりましたね。
自分のペースではありますが、遣れるべきことはやった感のある1年です。


米ライドシェアリング(=相乗り)のUber社がタクシー会社であるという司法判断がなされました。EUの最高裁判所にあたるEU司法裁判所は、米Uber社は「運輸サービス会社」だとの判断を示し、これによりEU加盟国がUber社に対してタクシー会社と同様の規制を適用することになります。


ライドシェアリングは、アプリを通じてドライバーと乗客をつなぐ「情報社会サービス」を提供しているとするUber社の主張に対して、EU司法裁判所の判断は「実態は顧客を目的地へ送り届ける運輸サービスである」との見解です。
情報化社会により新たなサービスが生まれて来る中で、必見すべき現実です。


法律も全ての社会の変化を捉えて作成した訳ではありませんので、時代の変容とともに実態に則した法律の解釈が必要となって来ます。今回の裁判は、バルセロナ(スペイン)のタクシー運転手団体が、タクシー免許を持たないドライバーを使うことで、公正な競争を損ねることを主張して始まったものです。


確かに現在の様に成熟した産業社会の中で、革新的なサービスを提供しますと、必ず既存産業の障壁にぶつかることになります。この世の中にタクシーという便利なサービスが生み出された時には、何も規制もなく世の中に受け入れられたのでしょうが、お客様の安全性という社会秩序の維持の観点から、徐々に規制が付け加えられてきたのでしょう。


既存のタクシー会社が安全性維持の為に支払っているコスト負担を考慮しますと、なにもタクシードライバーとしての免許を持たない個人運転手に、自らのテリトリーを侵されては黙ってはいられない気持ちも理解できます。一方、規制業種であるが為に、必要以上のコストを利用料金に転嫁されている現実もあると思います。


例えば、タクシー車内に設置されている料金メーター、ドライブレコーダー、電子マネー決済機器など一式の導入に60万円/台程度要すると言われています。タクシー向けの機器を製造している既得権益を持つ専業メーカーより提供されている為、競争原理が働かず価格が高止まりしているという課題があります。


最近、国内タクシー会社の中には、自らそれらの車載電子機器を開発して調達価格を引き下げる努力をしている会社もあります。また、情報化社会の進展を受け、スマートフォンから自社タクシーを呼びだせる様なシステムまで開発し、カーナビゲーションシステムと連動させている様です。


日本国内では労働人口の減少により、タクシー会社での将来的なドライバーの確保が難しくなっていくと予測されています。日本で先鞭をつけますが、先進国各国も何れは人口減少に直面することが現実視されています。その様な時代的な背景の中で、やはりUberが持つお客様とドライバーをアプリで繋ぐ仕組みが必要となるのではないでしょうか。


確かに、今般はUberと既存タクシー業界が真っ向から衝突する形となってしまいましたが、情報化という押し寄せる波の中で、本来は時間を掛けて両者が融合して行くことが望ましい姿の様な気がします。Uberも会社を存続させて行かなければ意味がありません。既存タクシー会社と連携しながら存続の道を模索して行くべきでしょう。


既存タクシー会社が脅威に感じるくらいUberのサービスを利用するお客様が増えているということでしょうから、世の中に必要とされているサービスであることに間違いがないということです。この様な成熟した社会ですから、ベンチャー企業といえども事業環境と調和を取りながら事業を行って行く必要があるのでしょう。


幸いにして、国内のUber社の事業展開を見ていますと、当初よりタクシー会社との連携を企図しています。それは、海外諸国に比べてタクシー業界に対する規制が厳しいことの表れでもあります。しかし、それが経済戦略特区での実証検証という形で結実していることは喜ばしいことだと思います。


情報化社会は確実に時代を揺り動かします。ただし、それを阻む今まで社会に蓄積してきた仕組みもありますので、ストレートに今日から明日にという具合に急激に社会が変容するのではなく、少しずつ変わり行くものと思います。より良い暮らしを創造する新しいサービスは間違いなく、世の中を変えて行くものではないでしょうか。


今日もありがとうございます。
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