誰にも聞けない経営財務戦略!

ビジネスの未来を財務と心で読み解くブログです!

CREATE LIFE!
より良い暮らしを創造しよう!

http://crelife.co.jp

これからの情報化社会!

皆さん、おはようございます!
今週も早くも週末ですね。。毎日を見ますと大きな進展がある訳ではないのですが、
日々の少しずつの積み重ねなんでしょうね。
週末は街中はクリスマス模様で晴れやかですね!


今の家に住みはじめてから30年が経とうとしています。
当初、住まいはじめた時には周囲には広大な空き地が多かったのですが、
いまでは所狭しと住宅が立ち並んでいます。
それでもまだ周辺には農地が多いのですが、それも徐々に住宅へと変化しています。


日本は人生100年時代と言われながらも、確実に人口が減少しています。情報技術革新により、よほど生活が豊かにならないと出生率の増加が望めず、少子高齢化も確実に進んで行くと思います。このまちの30~40年後を考えたとき、周囲のどの世帯も高齢者が住まう家庭となり、空き家が増えているかもしれません。


先日、多摩ニュータウンに行く用事がありました。1960年代に開発された同地も既に50年以上も経過し、子供達が育ってしまい学校も廃校が増え、域内からの流出者が絶ええず、ゴーストタウン化の危機に陥っています。開発当初は誰も予測もしていなかったのでしょうが、まちも息づいていますので時代とともに変化して行きます。


全国820万戸の空き家があり、空き地に至っては香川県の面積の8割に相当する1554K㎡に達するそうです。地域内に満遍なく様々な年齢層が均等に暮していれば良いのですが、ニュータウンでは年齢層が偏ってしまうため、時間の変遷とともにまちの様相も大きく変わってしまうことが問題になっています。


しかも、核家族化で親世帯と同居することなく、親世帯も他界すれば確実に空き家となります。更に子供のいない世帯が増えれば、所有者が分からない空き家が増えます。本来、まちは地域内で新陳代謝していかなければいけませんが、郊外に新興住宅地が増えるドーナッツ化現象と空き地、空き家が増えるスポンジ化現象が同時に起きてます。


戦後復興とその後に続く高度経済成長により首都圏に大幅な人口流入があり、全国の動態バランスを大きく欠いたことが理由です。個々人は暮らしの豊かさを求めた結果なのですが、現在においては結果的に最適性を欠いていたことになります。工業化社会がもたらした弊害の一つと言えるかもしれません。


同じことが企業にも当てはまります。今の企業は規模の経済を追求する為に、頑強なピラミッド型のヒエラルキー組織を築き上げて来ました。企業内に指示が上位下達で枝分かれしながら伝わり、組織内で働く人々は受け取った情報を踏まえて分掌化された職務を忠実にこなしていくという意味で、非常に合理的なシステムです。


それは外部環境に変化が少なく、一本調子に企業が成長する安定した状況で効率性を発揮します。社会にモノは満たされ人口が減少して行く時代、更には情報技術革新という外部環境が大きく変化していく時代には、組織自体が柔軟に時代に合わせて変化して行かなければなりません。


個人個人が自らのミッションを追求するだけではなく、大局的に自らの立ち位置を考え、変えるべきところは変えて行く必要があると思います。企業自体も自らが専門とする事業だけを行っていては、変容する社会が求めるものを網羅して提供できなくなり、産業構造のスポンジ化現象が起きてしまうのではないでしょうか。


先の空き地、空き家問題もそうですが、社会の動向を市場の原理(=経済合理性)だけに委ねても、必ずしも最適な解答を見い出せる訳ではない様に思えます。大局的に世の中の動向を俯瞰し、各々が自助努力で軌道修正を掛けることが不可欠だと思います。中央集権的な計画も、結果的に必ずしも最適をもたらすとは言えません。自律分散が不可欠です。


社会は、舵を切っても直ぐには方向を変えることが難しく、時間が掛かるかもしれませんが、各々が一つずつ解決をしていくしかないと思います。
情報化社会ですので、一昔前に比べれば助走が付き、段々と問題解決の速度が早まって行くことでしょう。


過去の経験や蓄積の上に新たなことを考える時代ではないかもしれません。今後、暫くの間、世の中は混とんとした時代を迎えます。その先には、今の時代とは全く異なる価値観に支えられた社会が現われて来ると思います。ただし、その中でも変わらないのが、個人個人のより良くこころ豊かな暮らしを送りたいという本質的な部分ではないでしょうか。


今日もありがとうございます。
CREATE LIFE!
http://crelife.co.jp

×

非ログインユーザーとして返信する