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地域ビジネス!

皆さん、おはようございます!
12月も実働であと7日余りとなってしまいましたね。
取引先との話しの中でも、仕事納めがいつかについて触れざるを得なくなってきました。
仕事を持ち越さないことも大切ですが、落ち着いた気持ちで今年を終えたいと思います。


エリアビジネスという言葉を聞いたことがあるでしょうか。
一般的にビジネスといいますと、ある特定の商品を広くマスマーケットに対して訴求していきます。国内市場が飽和すれば、海外まで市場を拡大して行くビジネスのあり方です。
メーカーなどの二次産業はこの領域に位置します。


これに対して、一次産業の農林水産鉱業は、資源を産出する場所にビジネスが固定されますので、エリアビジネスということが出来ると思います。
また、三次産業の中でも、小売業や外食業等のように地域に店舗を構えて商品を提供するビジネスや居宅などに商品を提供する事業はエリアビジネスということが出来ます。


千葉に本拠地を置く㈱シー・ヴイ・エス・ベイエリアという上場会社をご存知でしょうか。同社は千葉から東京にかけてのベイエリアのコンビニエンスストアを直営するフランチャイジー(=フランチャイズチェーンにおける店舗運営者)として、100店舗以上もの運営を行っており、店舗ごとの平均日販は全国でもトップレベルを誇っています。


通常のフランチャイジーとは異なり、フランチャイザー(=フランチャイズチェーンにおけるチェーストア本部)に対する影響力が大きく、自らも中間的なフランチャイザーとしての機能を持ち、通常の店舗での取扱商品だけではなく、その地域で必要とされる商品も独自に取り扱い、販売しているところに特色があります。


また、これぞエリアビジネスと言われる会社に、スターツコーポレーション㈱グループがあります。やはり千葉県を発祥として不動産仲介業で創業した企業ですが、いまでは建設業、OZマガジンで有名な出版事業、ホテル事業、セキュリティ事業、介護事業、金融事業、物販事業他、その地域で必要なあらゆる基幹事業を自ら展開しています。


いまではグループの総力を結集して、スマートシティ開発まで手掛けるほどです。
流石にスターツは事業規模が大きくなりましたので、その営業拠点を千葉だけではなく全国主要地域にまで広げていますが、その根本にあるものはエリアビジネスの展開です。エリア拠点が増えてくれば、各々のエリアを繋げることも可能です。


その他にもエリアビジネスを展開する企業には、金融機関、運輸会社、ガス会社、電力会社、セキュリティ会社他があります。ただし、最近の鉄道会社を除いては、各々単一事業を専業で行っている会社と言っても良いので、エリアビジネス本来の地域に求められる商品全て提供する複合企業とは異なります。


このエリアビジネスと専業ビジネスのどちらが優れているか、単純に比較することは出来ませんが、創業者の理念の違いによるものと思います。一方、歴史を振り返っても、規模の経済を追求して行く為には、限りある資本を単一の事業に集中投下した方が、効果的であることに疑う余地がありません。


ただし、それを追求することにより、第一次産業革命まで地域内で人々が連携し資源が循環する暮らし(=水平型コミュニティとします)を送っていたのが、企業社会の興隆により地域内での営みよりも企業中心の繋がり(=垂直型コミュニティとします)に変容された為、地域内でのコミュニティを希薄にして現在に至っています。


この垂直型コミュニティを前提とした社会の仕組みですと、人々の暮らしと職場が分断してしまいます。また暮らしに必要な需要に全て応えられるかと言いますと、どうしても縦割型の商品提供となりですので、その縦軸と縦軸の間に隔たりが出来てしまい、そこを埋める横軸の視点を欠いているのが、現状だと思います。


規模の経済も、それを追求し過ぎたが為の非効率が生じており、それを経済学者の間では規模の不経済と呼んでいます。帰納的な考え方ですが、事業も大きければ良いというものではなく適正な規模というものがあるのではないでしょうか。そして、規模の不経済を迎えた企業は、範囲の経済とか共有の経済という方向に向かいはじめています。


範囲の経済も共有の経済も、企業が持つ固有の資源、例えば顧客を固有資源と捉えれば、顧客が望むあらゆる商品を複合的に提供するようになる。それが生産設備であれば、その生産設備を使って作れるものを複合的に製造して行くということになります。資源を共有(=共用)するという意味ではシェアリングであり、単純化すれば多角化ですね。


エリアビジネスは、創業当初からこのシェアリング+多角化経営を目指しています。当時、製造業が規模の経済を目指している中で、マイノリティな存在ではありましたが、今においては、産業革命以降の社会の歴史的な変遷を見ますと、本来、これも正しいビジネスのあり方ではないかと思えます。


ただし、この何れの類型のビジネスも注視しなければいけないのは、情報革新をどうビジネスの中に採り入れて行くかだと思います。
行き過ぎた垂直型コミュニティとしての社会が情報技術を活用する様になると、結果的に水平型コミュニティの社会へと近づいて行く様に思えます。


垂直型コミュニティを中央集権的社会と言い換えますと、いかに自立型地域分散社会へ是正して行くかということに尽きると思います。エリアビジネスがこの自立型地域分散社会と馴染む様に思えます。そして、各々の地域もまた地域間で連携している社会の仕組みが、私たちの生活を豊かにする様に思えます。より良い暮らしを創造する為に!


今日もありがとうございます!
CREATE LIFE!
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