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変わる、ビジネスのこころ構え!

皆さん、おはようございます!
今朝は寒さも一段と厳しくなってきましたね。
午後からは雨が降るようですし、冬将軍到来のようですね。
あまりの寒さにファンヒータを使いはじめました。


先日、今はなき以前勤めていた会社の諸先輩方との会合でのこと、印象的なことが二つありました。一つは、某金融グループで子会社を設立し社長にまで上り詰めた方が社長を辞めたくてしょうがないと言います。その時の話しを総合しますとグループの総意で満を持して始めた新規事業ですが、時代の流れでグループの方針が真逆に変わったとのこと。


確かに金融グループの中での実業ですので、グループトップが金融畑で、実業に対する理解が薄ければ、その様な判断になってしまうものかと、こちらまで遣る瀬ない気持ちにさせられます。金融グループとして、その運営事業のリスクに対する目利き力を蓄積し、金融事業と補完できたら、こんなに強いことはないと思うのですが。。


もう一つは、某専門小売事業を営む先輩女氏を遠目ながら見渡していますと、非常に水を得た魚ではないですが、女性としての力量を活かせる職務のせいか、活き活きとして見えます。女性は、自身の強みを活かしながらコツコツと伸び伸びと仕事をされるので、良い成果を上げられるのではないでしょうか。


生産年齢女性人口のうちフルタイムで企業に勤めていらっしゃる方はだいたい50%強で、子育てに手が掛からなくなった年代か、子育て中でも託児所を利用していたり、産休中の方も含めた数値だと思います。未就労女性の中には家事や育児の合間に働きたい方も多く、今の時代、本当に働く意思のない女性はごく一部ではないでしょうか。


その様な中、地域でのはたらく女性を応援する事業を営む、非営利株式会社Porarisの方にお話しをお伺いしました。高い特技やスキルを持つ子育て期間中の女性の中には自らスモールビジネスを起業してお金を稼げる人が結構いらっしゃるそうですが、起業というと構えてしまう方が多く、優しく背中を押したりするそうです。


私も女性は、自分のできることを無理せずマイペースに楽しみながら事業を行う為、野心を持った男性諸氏の起業よりも上手いと思っています。第三者から出資を得たり、他人資本を活用して事業をはじめますと、何だかんだと利害調整が面倒になりますが、一人自分で出来ることを堅実に進めて行く分には事業リスクも軽減できます。


これは女性の起業に限った話しではなく、男性諸氏であっても企業戦士の如く、難しいことを無理して行ってもストレスが溜まるだけです。何れ、心身がすり減って、疲れ果ててしまいます。ビジネスの基本は、自分にできることを敢えてリスクを冒すことなく、自然体で出来る限りの努力を行う環境を如何に自ら作るかではないでしょうか。


その様なポジションにおかれた時に、人は最大のパフォーマンスを発揮することが出来るものと思います。怠けて楽をすべきということではなく、自分の身の回りのストレスとなる要因を敢えてこちらから拾いに行く必要はないということです。自分にとって気持ちの良いことだけをすればいい。


その意味で、冒頭に登場した某金融グループで子会社の社長にまで上り詰めた先輩の発言は、非常にご自身のことを良く理解されており、人間として自然な感情だと思います。
大企業の描く経営戦略に一貫性がなく、統率力も失われつつある中で、理不尽なことも多々あると思います。組織が肥大化すると、ヒエラルキーも自己矛盾を起こします。


人間と言うものは、世の中に必要な自分の遣りたいコトを自分の好きな様に、誰にも邪魔をされずに行える時が一番幸せなのではないでしょうか。
そして、自分の手掛けたことが成長するのと共に、自分に共感する仲間が一人づつ増えて行く。それが松下幸之助であり、本田宗一郎他の創業経営者であったのでしょう。


時代が大きく変わり行く中で創業経営者なき後の企業は、企業理念がブレてしまい求心力が低下してしまうのが現実だと思います。働く者の心理を考慮しますと、強い意志を持ったカリスマ経営者を後継に据えるか、事業単位別に分社化を図るしかないのではないでしょうか。経営トップと社員がビジョンを共有できる最適な規模があるでしょう。


企業もまた、社員が自律的に気持ち良く働ける環境が不可欠です。社員一人一人が経営者としての意識を持って、自らの領域の中で最大のパフォーマンスを発揮した時に、企業として最大のパフォーマンスを発揮するでしょう。企業であっても、起業であっても、個々人が最大限の効果を発揮できる「場」を自ら作り出す時代ではないでしょうか。


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今日も、ありがとうございます。


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