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教育無償化とプログラミング教育!

皆さん、おはようございます!
今日は、少し冷たい風が吹いていますが、まずまずの快晴ですね。
昨晩、フィンランド映画祭最終日で「希望のかなた」レイトショーを六本木で観て来ました。映画は、お国柄が出ますので、文化を理解する手っ取り早い方法かもしれません。


今日は、日頃企業経営のことばかりで、あまり触れることのない教育問題について綴ってみたいとい思います。
いまホットな話題は消費税増税を財源とした、政府の「人づくり改革」にともなう幼児教育の無償化をはじめとする教育に関する議論でしょうか。


安部政権が掲げる「生産性(=働き方改革)改革」と対を為す「人づくり改革」で、これからの長期的な視点で日本の社会や経済の構造を変革していくという意味で、両者とも「人」に着目している点は良いと思うのですが、もう少し女性を活かした働き方をクローズアップしても良いと思います。


幼児教育の無償化という点においては、幼児を持つ家庭に一律に補助をするだけではなく、やはり女性が安心して働ける環境を整えるという意味では職住接近と託児所や保育所の充実ではないでしょうか。我が家でも二人の息子をゼロ歳児保育に預けていましたが、それこそ朝や夜は戦争の様に忙しかった思い出があります。


今の社会や経済の仕組みは、男性社会が創りだした「競争」を前提としていますが、情報通信革命以降のそれは「調和」の時代です。企業は何でも自前主義で、来るべき企業や業界の垣根を超えて新たなコトを提供して行くことは為し得ず、異業種や多様なノウハウを持つ人材との連携を図って行かなければ生き残ることが難しいです。


一方、個人は情報化社会の中で、自分のライフスタイルを大切にしながら自分なりの暮らしを形づくって行きます。その様な企業と個人の交点にあるのは、個人の精神的な自立です。自身の個性を押し殺して組織の文化に抱かれることなく、自立した一個人として組織運営に積極的に参加して行かなければいけません。


この点を考えますと、男性よりも女性の方が安定しており、自身の好みのものがはっきりしています。それ以前に、周囲と争うことなく調和を保とすとする精神がこれからの時代に合っていると思いますので、もっと様々なかたちで女性が無理なく社会に参加できる仕組みを整備して行くことが必要と考えます。


居住地域の中にも、より生活に近い部分で大手企業では解決出来ない課題が多くあります。なかなか女性の目線でないと気が付かない点も多々あると思いますが、その様な課題を女性がプチ起業して解決して行く仕組みも必要でしょう。女性だけではなく、企業勤めをリタイアされたシニア層だから出来ることもあります。


その意味では、この「人づくり改革」にともなう教育の無償化には、是非とも社会人教育(=リカレント教育)の充実にも力を入れて頂きたいものです。
今の社会を俯瞰しますと企業社会と生活社会の隔たりが大きくなりすぎており、それらの間をヒト、モノ、カネが上手く循環していないところに最大の課題があると思います。


それから現象面として、環境問題をはじめとする様々な社会問題があります。Co2削減や植林と言った対処療法ももちろん必要ですが、それらは社会システムの歪から起こっている問題でもありますので、もっとマクロ的に社会の仕組みを大胆に変革していく必要があります。


誰かカリスマ的なリーダーが現われ、民衆がそれに迎合して行くあり方ではなく、この地球上に生活する全ての人が審美眼を持ち各々自らが考えて判断して行った総体として、世の中が変わって行く時代でもあります。その意味では、小さな政府で市民各々が主体的に社会の役割を積極的に担っていくことが必要だと思います。


その為には、折角の教育財源ですから、いまの子供たちに将来の夢を託せるお金の使い方をしてみては如何でしょう。これからの社会は知識はAIをはじめとする情報技術に置き換えられますので、知識量を問う現在の教育のあり方は早々に止め、考える力や知恵を養う教育に早く切り替えるべきだと思います。


2020年より学校教育においてプログラミング教育が導入されることになりました。プログラミング教育は、単にプログラミングの技量を身に付けるだけではなく、①抽象化力、②論理思考力、③分析力、④理解力、⑤一般化力といった思考力を身に付ける上で期待されています。


ただし、学校教育として先生が黒板に向かって講義をして、どこまで実効性をともなうのか甚だ疑問点も多くあります。
こういった将来の人材を育成するところに、多くの財源を投下しても良いのではないでしょうか。


将来に向けて社会、経済、企業、地域の仕組みを変えて行くためには、究極的には国としてどの様な人材を育成して行くかというビジョンが一番大切なことだと思います。
社会と言うものは環境と人間の相互作用です。人間が誤ったことをしなければ、環境から人間に問題を突き付けることはありません。


その意味で、私たちの社会は、最後は人間の叡智に委ねられていると言えます。
これからの時代は、企業での終身雇用や年功序列はあり得ない社会となります。そうなった時に、私たちはどこまで自らを押し殺し、企業と言う集団組織の意思に迎合する必要があるのかと思いはじめることでしょう。


より良い暮らしを創造しよう!
今日もありがとうございました。


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