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情報化社会の多様性!

皆さん、おはようございます!
朝5時半を回ると、だんだんと外が白んで来て、一瞬、朝陽の加減で空がオレンジ色になります。直接お陽さまを望むことは出来ませんが、清々しい気持ちになります。
サラリーマン時代には持てなかった心境に満足です。。


先日、六本木ヒルズ方面に歩いていましたら、
ちょうどヒルズの手前あたりにGoogleのショップと思しき店舗があり、
昨年発売されたスマートスピーカー「Google Home」のデモンストレーションを行っているのだろうと立ち寄ってみました。


それが「Google Telework Lounge」である事に気付いたのは、
店内を一周して3つのテレワーク体験ゾーンがあることに気付いた時でした。
①移動の合間や空いた時間に気軽に働く「モバイルワークゾーン」、②プライバシーが保たれたエリアで集中して働く「サテライトオフィス勤務ゾーン」。


そして、③自宅で働くという感覚を体験する「在宅勤務ゾーン」。
確か石垣島か宮古島にもサテライトオフィスを設置して実証検証を行っているはず。。等々、Googleが今までもテレワークを手掛けていたかの如く、
違和感なく、なるほど。。テレワークも現実のものとなりつつあると合点していました。


ちょっと待てよ。。急に冷静になりながら、
Googleの本業って検索エンジンとOSのAndroidじゃなかったっけ??
その他にもハードウエア、ソフトウエアがありますが、
テレワーク空間まで提案していることに、妙に好奇心をくすぐられます。


今までの一般的な企業でしたら、クルマだったら大きさの大小やタイプの違いこそあれ、
クルマばかりを作り続けていますが、果たしてGoogleの業種は何でしょうか。
オートモービル(=クルマの自動運転)にも参入していますし、差し詰め、大いなる情報通信事業者ということになるのでしょうが。。


今や情報通信は、金融と同様に経済のインフラとなりつつあります。
あらゆるモノやサービスが、見方を変えれば情報により成り立っているコンテンツであると考えれば、人間が存在する所すべてが事業の対象になります。
当然、テレワークは情報の渦の様な存在であることを考えますと、衝撃に駆られます。


その様な途轍もない企業を動かしているのも「人」です。直観的にトヨタ自動車や日産自動車の様な従来の製造業とは全く異なる、マネジメント手法を取っていることが想像されます。日本の企業は高品質と効率性を強みとして、高度経済成長を駆け抜けて来ましたが、広い意味での情報通信事業者にどの様に戦って行くのでしょう。


今までの企業は、チームワークにより「改善」や「品質向上」を追求し成果を上げて来ています。その結果として、同じ様なスキルと価値観を持つ同質性の高い企業文化を築き上げるに至っています。それこそ、あ・う・んの呼吸で組織が回って行きますので、一つの目標に対するスピードは速いと思います。


ところが、その自動車産業でも①EV等(=電気自動車)、②オートモービル、③情報通信プラットフォーム化(=コネクテットカー)という、未知の分野に急激に舵を切らなければならない局面に立たされています。同質性を重んじる企業内に、それらに対応できる人材がいるとは誰も思わないでしょう。


だからトヨタ自動車も、各々の分野で先端技術を持つベンチャー企業と連携をする等、自前主義の日本の企業では考えられなかった様なことが起こりはじめています。その意味では、まったく異なるスキルや価値観を持つ人々が、コミュニケーションを図りながら新たな価値を生み出して行かなければいけない、そんな時代を迎えていると言えます。


多様性の時代、それが情報化社会の産業側から見た必然の要請でもあるのではないでしょうか。今まで、生活者/消費者の立場から、情報化社会によって個々人が各々のライフスタイルに従って多様化していくことについて、折に触れて綴って来ましたが、これは産業側からみても避けて通ることのできない時代の流れだと思います。


Iotはあらゆるモノやサービスがネットワーク化されることです。そして、そのネットワーク化された情報の中から、新たな意味を見出し、また新たな情報としての概念形成が図られる。その為には、あらゆる企業が企業間の壁、業界間の壁を超えて手を取り合い、コミュニティを形成して行かなければいけません。


今までの企業が直面している状況について、どこまで経営トップが現実の問題として認識できているのか。また、日本ならではのモノづくりの強みを残しながらも、並走する様に同質性から脱却して、多様性を受け入れられるフラットなマネジメント体制へスピーディーに変革できるかが問われるているものと思います。


人間は、誰しもが先の見えない未知のものに対して恐怖心を抱くものです。
それを乗り越えるためには、日々の気付き、思いと、明日への期待が活力を生み出します。そして、様々なバックグランドを持つ「人」と「人」が手を取り合い、互いに明日を語り合うことが必要なのではないでしょうか。


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今日も、ご覧いただきまして、ありがとうございます。



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