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スマートコンパクトシティの時代!

皆さん、おはようございます!
今日は、穏やかな良い天気ですね。
朝から今まで書いたブログを整理していました。
綴ってきたテーマを並べてみますと、まだまだ表現し切れないどかしさを感じます。。


最近、起業した若い経営者お話しをお伺いしていまして、共通した傾向に気が付きました。苦労して事業を立ち上げて、やっと軌道に乗りはじめるのかと思いきや、以外にも、株式を公開させる気持ちはなく、5年後、10年後には事業を売却して、あとは好きなコトを遣りたいと思います、というものです。


一般的には、好きで遣りたいことがあるから起業しているのではないかと思われがちです。確かに社員を背負って事業を営むことは、並大抵の努力では出来ないことです。寝ていても頭が回ってしまい、熟睡できないと言うのが本音ではないでしょうか。そこまでして取り組んで着る事業を、なぜいとも簡単に手放すことを考えるのでしょうか。


それは恐らく、いまの日本経済が変革期にあり、先読みがし難いからだと思います。自分に核となる仕事上の強みがあって、不断の努力をしても、労力の割にリスクばかりを背負う結果となり、実入りが少ないと感じるのが現代社会ではないでしょうか。それが起業者の減少に繋がっており、起業しても別の新たなフロンティアを求める理由でしょう。


大手企業においても、情報産業以外のあらゆる産業では売上が伸び悩み、海外企業の買収熱が高まっているのは、今の事業を維持することに一生懸命だからではないでしょうか。売上は伸び悩みながらも利益は確保していますので、内部留保が高止まりしていますが、なかなか設備投資や賃金アップに繋がらないのは、やはり先に対する不透明感でしょう。


パナソニックなどは10年前に1兆円あった薄型テレビの売上が3千億円まで低下しているそうです。それでも白物家電は比較的堅調ですが、売上規模が小さく会社の屋台骨にはなり得ず、あらたな成長の軸を何処に求めるのか思考錯誤の真っただ中の様ですね。それでも車載や住宅用の蓄電池やIoT関連に経営資源を集中させて行くようです。


これからの時代は、今までの様に爆発的に成長する市場というのは、少し考え難いかもしれません。それでも、情報系、特に情報処理、通信ネットワーク系は著しく成長すると思いますが、既に既存の企業によって寡占状態となっておりますので、そこに割って入るのはなかなか難しいかもしれません。


ただし、情報処理や通信ネットワークといったインフラ産業も、それだけでは無用の長物となりますので、それらをどの様に活用するかといった分野はこれからの産業だと思います。例えばシェアリングエコノミーの世界ですね。P2P(=個人対個人 その中には法人も含まれると思います)というコミュニティを作るプラットフォームが不可欠です。


どの様な社会的に意味あるコトをシェアリングエコノミーによって解決するか、またどの様なシェアリングエコノミーであれば消費者の需要を得られるかを充分に見極められるかに掛かっている。大手企業もこの分野に参入してこようとしますが、従来のスケールメリットが働かない世界ですので、新興企業であっても互角に戦うことが可能でしょう。


また、その先にあるものとして、シェアリングエコノミーとしての共有経済の考え方が、ネット上のサービスの後を追いかけるように、リアルの事業が影響を受け、地域分散化と各地域がネットワークで繋がる仕組みに移行する様になると思います。地域には、地域企業と個人が含まれます。


考える切り口として、経済資源の三要素である資本財、土地(立地)、労働の各資源が共有の経済によって利活用の仕方が変容して行きます。それに伴い、企業活動、個人暮らし方も変わって来ます。それを推し進めるのが情報技術なのでしょう。従来のエネルギー資源が何に置き換わるかよりも、情報のインパクトの方が大きいでしょう。


情報技術が中央集権的な社会の仕組みから、地域分散型ネットワーク型の社会の仕組みへと変容させると思います。規模の不経済ではありませんが、部分最適はマスの効率性よりも勝っているからです。その様な時代が助長するように、エネルギーが再生可能エネルギーに徐々にシフトして行くことになると思います。


その様な時代では、産業主体の社会から生活者が主体の社会に置き換わりますので、地域において様々な暮らしの課題を解決するサービス業が生まれて来ると思います。私の好きなコンビニエンスストアもエリアフランチャイジーが鍵となるかもしれません。来るべき社会の姿を表現するとしたら「スマートコンパクトシティ」ではないでしょうか。


今日も、ご覧いただきまして、ありがとうございます。



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