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中小企業が目指す姿!

皆さん、おはようございます!
愛車ホンダN-WGNの2年目の定期点検を何事もなく終え、ますます親近感が湧いてきています。軽自動車でありながらの加速の良さと、なんと言っても高速道路での運転アシスト機能が抜群であり、大人が4人乗っても疲れを感じさせない車内空間に魅了されています。



これからの時代、必ずしも規模の経済が企業の競争力の優劣を決めるものではなくなるものと感じています。これまで企業といえば競って資本力に裏付けられた大規模な設備投資を行い、全てのサプライチェーンを自社内に抱え込むことがインセンティブとなってきましたが
、その様な資本から糧を得る時代は終わり、人的資本が競争優位の決め手となるからです。


これだけ天然資源や人工資源に恵まれた環境において、それを無尽蔵に使うことばかりを考えるのではなく、自らの事業の光り輝く資源に焦点をあて、それを更に磨きを掛けながら様
々な事業へと派生させて行くべきだと思います。その時に、なんでも自前主義で社内に囲い込むのではなく、他社と連携し合ったり不足する資源をシェアすることが不可欠でしょう。


自社内にサプライチェーンを築くことは一つの採り得る戦略として無くなりはしませんが、それは飽くまでも一つの選択肢であり、これからの時代はアライアンスによって企業の外側にバリューチェーンを組む方が理にかなっていると思います。その様に考えますと、必ずしも企業の規模が大きい方が効率が良いという幻想は既に過去の常套手段だと受け止めます。


大手企業のいけない所は全体最適を目指すあまり、末端部分が歯車化してしまう所でしょう
。その様になってしまうと、どんなに有能な人財を配しても組織の中に埋もれてしまい本来の能力を発揮できなくなるばかりか、働きがいをも損ねてしまいます。その点、中小企業の方が、組織規模が小さいことから全社一丸となって遣り甲斐を持って働きやすいでしょう。


また、誤解を恐れずに申し上げると、大手企業ばかりに有能な人財が集まっているかというとその様なことはなく、中小企業にも一芸に秀でた有能な人財が揃っていることを実感します。必ずしも学歴が仕事に対する能力を指し示すものではないことに留意すべきでしょう。
必要なことは、自分の仕事に対しどれだけ満足感を得て遣り甲斐を持って働くかでしょう。


これまでの中小企業は、大手企業を頂点とする産業構造の中で、どちらかと言いますと下請的な仕事に受動的に甘んじていたと思いますが、これからは自らの強みをなす事業資源に焦点をあて、それを核に事業を再構築していくことが不可欠です。古きものは捨て、残すものは時代に合わせて更新していくような、事業の構造改革を推し進める必要に迫られてます。


そして、その核となる事業資源にヒト、モノ、カネを集中させることにより、それ以外の業務や機能は思いきってアウトソーシングすべきでしょう。事業の拡大とともに間接部門も肥大化してしまうのが現在のピラミッド型階層式の弊害なのですが、その様な無駄が生じないようなオープンプラットフォーム型の組織に最初の段階から移行すべきだと考えています。


中小経営者の志に基づくパーパス経営を採り入れ事業の存在意義を明確にし、一緒に働く人財と共有するばかりか、取引先とも共有していくべきでしょう。その結果、贅肉のないシャープな事業を実現できると思います。これからは安易に資本市場から資金を調達して悪戯に企業規模を大きくする時代ではありません。カネがないなら頭を使うそんな時代でしょう。


今日もありがとうございます!
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