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ライフスタイル消費の時代

皆さん、おはようございます!
今朝は少しゆっくりと、外が明るくなり出してから床から出ました。
体内時計ではありませんが、日の出とともに起き出し、日の入りとともに寝るのが
気分的にも身体にも良いのではないかと思ったりします。


ふと、思い当ったことがあります。
私が長くお付き合いをさせて頂いている諸先輩、諸同輩、諸後輩に共通している所があります。様々な分野ではありますが、みんなプロはだしの趣味を持ち、その趣味を軸に最も身近にある仕事を選択していることです。


趣味で食べているのか、仕事で食べているのか、その境目が曖昧なんですが、兎にも角にも楽しくなければ生きている意味がないという型破りな人々ですね。
(私は違うのですが、)音楽好きが周りに一番多いでしょうか。
皆さんの周りの方々は如何でしょう?


経済とは、結局は消費者である人間のモチベーションにより既定されるのではないでしょうか。確かに、高度経済成長以降は、モノが充ち足りない時代でしたので、消費を刺激すれば新たな購買意欲が湧いて来たのでしょう。それもバブル経済の狂乱の中で消費者も自らの無駄遣いに気付き、それ以降のデフレ経済に至っています。


その間に、情報技術革新により、それまでに想像も出来なかった新たな情報産業が生まれ、消費者は携帯端末、通信回線を新たに手にするようになりました。しかし、消費者の大半がそれらの機器やサービスを手にし、需要が一巡しますと、買換え需要しか生まれません。この先に生まれるIoT、AIに対する需要はどの様なものでしょうか。


国内では、確かに人口減少問題、生産労働人口減少問題が目先の課題としてありますので、一人あたりの生産性を高めるためには不可欠かもしれません。しかしながら、経済全体の成長率を考えますと、人口減少分のGDPは間違いなく下がりますので、それを補う以上の余りある効果を生みださなければなりません。輸出を加味すれば別ですが。


一方、EV(=電気自動車)や各種シェアリングビジネスはどうでしょうか。
EVは現行自動車の置き換え需要になると思います。シェアリングビジネスは、個人対個人(PtoP)の取引が基本となりますが、共有経済という位ですので、当該需要が増加した分の個人対法人(=BtoC)需要に影響しないのかが心配です。


ただし、EVもシェアリングビジネスも本来の省資源化という観点では、
今まで購入するのに100掛かっていたものが80や70で済み、
その余力を他の消費に廻すことが出来そうですね。
それから、バイオの世界も、IT革新の延長線上で捉えられるかもしれません。


この様に考えますと、個人の所得を増やさない限り、新たな消費に結びつかず、経済成長に繋がらない訳ですが、その様な中でも個人が財布の紐を緩めてでも、どうしても欲しいと思う、未だ世の中にない新しいコトを提供できれば、回りまわって所得も増える好循環に導くことが出来ます(≠経済成長しなくても良いという考え方もありますが)。


世の中にない全く新しい、消費者が欲するコトとは何でしょうか。
間違いなく思いますのは、個々人のライフスタイルの中にある、こんな自分になりたい。。こんな楽しいコトをしたいという中に潜んでいると思います。そして、それは個人によって千差万別な、自らが探しに行くコトだと思います。


その様な背景を持ってシェアリングビジネスは生まれつつあるものと思います。
自己実現する為に能動的に消費しようとする価値は、
モノであったり、コトであったり、お金であったり、
全ては情報が媒介しています。


以前、私が百貨店の店舗開発を手掛けていた時は、
日常生活の中の非日常のハレの部分を提供するのが百貨店だと教わって来ました。
しかし、今は日常と非日常の境目を設けることなく、
日々、衣・食・住・地域・仕事の全てが晴れやかな生活シーンではないでしょうか。


今日も、ご覧いただきましてありがとうございます!

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