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銀行ビジネスの課題とあるべき姿

皆さん、おはようございます!
今日は、朝から快晴で、久しぶりに気温30度越えの夏日となりそうです。
三温四寒ではありませんが、徐々に平均気温も下がって行き、
気が付けば草木も色づく季節となるのではないでしょうか。


昨日は、一泊予定で奈良に出張へ行きましたが、
ことのほか早く仕事が終わったので予定を切り上げ、最終の新幹線で帰京してきました。
今朝は、出張の疲れで少しゆっくりと起床しようと思っていましたが、
やはりAM5時に目覚めてしまいました。今日で53歳ですが、やはり歳ですかね。。


さて、昨日の仕事ですが、
共益的事業を営む事業会社が連携して、設備投資をする為の資金を地元の銀行に借入をお願いする為の説明でした。中核となる法人は創業1年余りの会社ですが、非常に公共的色彩が高い為、むしろ銀行も積極的に融資を行いたい意向でホッとした次第です。


銀行との話しが、地元で起業したい創業者向け融資に至った時に、
突如として支店長の表情が銀行員の顔に戻ったことを垣間見た様な気がします。
予断話しでしたが、地域経済の発展を標榜する地方銀行でも、
なかなか現場サイドになるとどの銀行もまだまだ旧態依然としているという印象です。


ちょうど昨日の日経朝刊に金融庁が実施した中小企業に対する銀行の融資姿勢に関するアンケート調査結果が掲載されていました。これによると①銀行は担保や連帯保証がないと融資に応じない、②経営課題の相談に乗ってくれない、③資金繰りに困った時にメインバンクから支援を受けていない。


いずれも、晴れた日は傘を貸すが、雨の日は傘を取り上げられる、という感じですね。
私も、中小企業の財務アドバイスを行っていますが、本当に経営者の方々は、少数精鋭で企業を切り盛りされているので、どうしても経営管理業務は手薄とならざるを得ず、銀行対応を含め、経営に関わる相談相手が欲しいというのが正直なところではないでしょうか。


銀行も、一昔前とは異なり、コンプライアンスが厳しくなっており、下手に融資先企業にアドバイスをして問題が発生した時のリスクを恐れて、本当に企業を育てようという意識はあれども行動が伴わなくなっています。お客様から広く預金を集め、それを融資により利鞘を稼ぐ銀行ビジネスの基本に忠実であるが為に、ノンリスク融資ばかりを考える。


本来、実業と金融は、表裏一体であり、共存共栄の精神で銀行も中小企業を育てる視点がないと経済が上手く循環して行きません。特に、今の情報化社会や人口動態を背景に、従来の社会の仕組みから新たな仕組みに大きく転換させなければいけない時期において、銀行も今までのビジネスモデルから多様なモデルに転換する必要があると思います。


日本の銀行は、商号や企業規模や営業地域が異なるだけで、業務として行っていることはどこも一緒です。収入面で見ますと、メガバンクは業務報酬の割合が大きく、地銀に行くほど、融資量が先細り(=需要はありますが。。)、債権で運用している様なありさまです。


これからの時代、金融機関に求められるのは、①新たなビジネスの芽をどの様に育てて行くか。そして②従来のビジネスについて時代に合わせてどの様に転換を図って行くか。ということにつきると思います。この二つは事業当事者だけでは如何ともしがたい部分があり、やはり外部、特に金融セクターからのハンズオンによる支援が不可欠だと思います。


その打開策として考えるのは、融資もバランススコア化して業界に関わらず総花的に融資を行うのではなく、❶自らの銀行が得意とする業界があっても良いと思います。それによりその特定業種に対する審査力が高まる訳ですから、他行に比べてリスクテークが出来るようになる。これこそビジネスの真髄ではないでしょうか。


そして❷創業間もない企業への融資を強化する為に、統計的な手法を用いて、貸し倒れリスクの高い企業に対しては高い利息を貰えば良い。これも、本来、銀行がもつべき審査力に起因すべきノウハウだと思います。ただし、この場合は、もっと企業の中に入り込み、様々な経営相談を解決して行く共存共栄の仕組みが不可欠だと思います。


最後に❸銀行ももっと金融アレンジメント力を活かして、様々な金融新商品を創っていくべきだと思います。銀行本体というポートフォリ(=自分の腹)だと、今更ながら大きく投資選好を変更するのが難しければ、ファンドを組成してアレンジメント報酬を得ればよい。お金を預ける側も、何に投資運用するのか顔が見えれば投資スタンスも変わります。


例えば、市民ファンドの様なものを多用して、その地域の課題を解決すべき前向きな事業に投資する。考えれば、社会の課題を解決する為に事業を営む訳で、その事業を営むところには必ず資金需要があります。その様な流れを金融サイドが積極的に促していけるようになれば、新たな融資先ないし投資先が自ずと見えて来るのではないでしょうか。


今日も、ご覧頂きまして有難うございます!







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