誰にも聞けない経営財務戦略!

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経営財務!

皆さん、おはようございます!
つい先日お正月だった様な気がしますが、1月もあと1週間を残すのみとなっています。今週は新しいお客様への営業で終始した1週間でした。皆さん、夢を持って仕事に取り組まれており、一緒にその夢を実現したくなりました。新しいつながりが生まれ嬉しく思います。



よく新刊の書籍をチェックをしており、アマゾンで検索して内容を確認したりしています。だいたい自分が気になるジャンルは、まちづくり、地域金融、創造力に関わるもの、そして日々の仕事においてスキルアップに欠かせない実務書などで括ることができると思います。その様な中でも、専門である広い意味での財務の本が無性に読みたくなることがあります。


最近の財務(=会計+ファイナンス)に関わる本を見ていますと、ガチガチの実務書というよりも、それをどう経営に活かしていくかという戦略思考を平易に書いた書籍の出版が増えており、ベストセラーになっているようです。きっと、企業に対するガバナンス(=企業統治)や企業の経済的な価値に対する市場からの厳しい目が日々高まっているからでしょう。


ただ、それらの書籍も会計基準やファイナンス理論を基礎において、企業にまつわる財務数値の理解の仕方に終始しているように思えます。今という時代の変革期の中では少しばかり物足りなさを感じてしまいます。財務数値というものは、企業が為した経済事象の結果にしか過ぎず、必ずしもこれからの事業において必要な将来の予測をするものではありません。


確かに、過去の実績を踏まえて問題点を分析し、課題解決策を見出していくPDCAサイクルを積上げて行くことも、事業を行っていく上では必要かもしれませんが、これからの時代それだけでは足りないと考えます。必要なのは、ただ単に財務数値を前年対比や競合比較するに留まらず、社会動向を見極めながら事業の問題点を炙り出していく眼力だと思います。


その際の財務数値というものは、事業というストーリーを語る時に便利なツールとしての言語であり、世界的に会計基準を標準化して行こうとする今日において、グローバルスタンダードと言って良いものでしょう。財務数値一つひとつにはそれが意味する明確な概念が会計基準によって定められています。それを理解した上でどう数値で表現するかが問われます。


そして財務数値としてのお金には、リスクを勘案した期待収益としてのコストを要することはファイナンスの理論が教えてくれます。この会計とファイナンスというハイブリットな考え方を基礎として、いかに事業のこれからを思い描き語っていくかが問われています。その為にまずは、事業を構成する個々の資源をビジネスモデルと重ね合わせる必要があります。


単に財務諸表に記載されている数値を俯瞰することに留まらず、そこからビジネスモデルを読みとり、資金がどの様に循環しており、またキャッシュポイントが何処にあるのかを理解することが不可欠です。その上で、社会動向の変化を捉えて、絶えず事業資源を入れ替え再び有機結合させながら、ビジネスモデルを改編していくことが大切だと受け止めています。


その際の一つの判断軸がファイナンスであり、表現方法が会計なんだと思います。一つ留意しなければいけないのは、これからの時代は労力として人間が持つ知識が事業を大きく左右します。その無形資産である労力を会計もファイナンスも対象としていない所です。有形の事業資源を生かすも殺すも、人間が持つ創造力であることを忘れてはならないと思います。


今日もありがとうございます!
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