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共創の「場」をつくる!

皆さん、おはようございます!
時代は大きく変わりつつあるようです。いままでの大勢の中で、少しずつ芽生えている新たな社会の動きを見つめていますと、どれも表現方法こそ異なりますが、その本質は同じ様に見えます。それはいままでのような競争社会ではなく、共創社会に収斂するのでしょう。



モノが満ち溢れ、物質的な豊かさを実現した私たちが次に向かうのは、精神的な豊かさを享受することだと思います。その先に見えてくるニューノーマルは、いままで作り上げてきた社会の枠組みを変革していく取り組みであり、人々が創造力と審美眼を発揮して未だ見えない新しい社会の枠組みを模索しながら創りだしていくプロセスこそ求められる姿でしょう。


確かに、戦後焼け野原で何もモノがない時代を経験した人々は、モノで満ち溢れた生活こそが情熱を費やす未来の姿であったと思います。その意味では、その当時の経験をされたことのある方々は、ハングリー精神を満たしていくことが生活をしていく上での遣り甲斐であったものと思います。非常にエネルギッシュな快活さが日本経済の原動力だったのでしょう。


そのエネルギーを持って高度経済成長という偉業を成し遂げ、世界からも注目されるようになっています。その間に、人々は家電製品、自家用車、マイホームといった豊かさを実現するあらゆるものを手にし、これ以上買い揃えるモノがないほど物質的に満たされた生活を手にしていると思います。完全に欧米諸国の文明をキャッチアップしたと言えるでしょう。


情報技術革新の中で、新たなデバイス、アプリケーション、ICT環境といった商品をこれから創りだしていく必要はあるかもしれませんが、まだ世にないモノを創りだしていくという意味では、世界の国々は対等であり同じスタートラインに立っていると言えるでしょう。
しかし、その各国の企業間の競争も、いままでとは趣きを異にしているように思えます。


ネットワーク社会においては、いままでの社会の枠組みにおける商品提供とは異なり、企業という組織体に資本を集中させ機械による自動生産をする為に人、物、金といった資源を排他的に集める考え方が終焉しつつあります。寧ろ、単独の企業のみで社会によって求められる商品を提供することは限界があり、企業も様々な企業との連携が不可欠になっています。


企業の内外に高くそびえ立つ垣根を取り払い、そこで働く人々が自由に垣根を越えて他者と結びつき、新しいアイディアや考え方を創りだしていかなければなりません。いままでの企業のように同質性高い人々が寄せ集まり、知の共有をしたところで独創的なアイディアや考え方を生み出していくことは容易ではないでしょう。いま求められるのは異質な共創です。


いまも残るこれまでの社会の枠組みの弊害は、企業や個人が閉鎖的で内向きとなってしまっていることだと思います。いままでは、ピラミッド型の階層組織が効率的なモノづくりに合理性をともなっていましたが、これからの時代は違います。個々人が持つ、経験知に基づく知識を持って様々な人々と交わることにより、知識の共有を図ることができるからです。


多様な共有知が生まれた数だけ、新しい営みも創出されると思います。その為には、閉鎖的な「場」ばかりとなってしまった社会の枠組みを変えて行く必要があると思います。もっと多様な知の共有ができる創造的な「場」を意図的に創ることが必要です。それが会社であったり、地域の商店街、カフェであったり、第三のパブリックスペースであるのでしょう。


今日もありがとうございます!
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