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営みを創ること!

皆さん、おはようございます!
今日は56回目の誕生日になります。振り返れば、バブル経済崩壊世代にあるにも拘わらず絶えず夢を抱きながら、そこに向け邁進してきたものと思います。40歳代後半は大病あり会社を整理したこともありましたが、まだまだ夢の実現に向けて頑張りたいと思います。



いまの日本の問題点は、事業の大小に拘わらず、営み=仕事を創るというモチベーションが低くなってしまっているところにあると思います。都市部の大手企業は組織が成熟化してしまい、なかなかイノベーションを起せず新たな時代が求める事業を創りだせないでいます。地方に目を向ければ、人口減少が著しく、過疎化による地域経済低迷が顕在化しています。


GDP(=国内総生産)の成長だけが、必ずしも生活者の幸福度を示す指標ではありませんが、人々が精神的に豊かな生活を享受するためには、個々人が将来に対して夢を持ってライフスタイル、ワークスタイルを実現していく精神的な「張り」の部分が必要なのでしょう。その為には、生活の大部分を占める、自らの営みが楽しくなければいけないと思います。


多くの生活者は会社に雇われ、宛がわれた仕事をこなし、決まった報酬を得ることに終始していると思いますが、社会全体を俯瞰しますと事業を通して社会にある課題を見出し、そして解決していく営みを繰り広げることが、新たな雇用(営み=仕事)を生み出し、社会を豊かなものへ変えて行くと思います。その雇用を生み出す力が弱まっているように感じます。


大上段に「事業」という様に構えないで良いと思います。生活者一人ひとりが「小商い」を営む感覚で新しい営みを創りだしていくことが大切ではないでしょうか。稀にパナソニックのように小商いで始まった営みが、世界的に名だたる企業へと成長した例もありますが、その様なことは意識せず自分の出来る範疇で他者に望まれるものを提供すれば良いでしょう。


会社勤めであっても、そこで働く全ての人が新たな事業を創りだしていくことが理想なのですが、そこは組織という分業体制により会社を通して新たな事業を創りだしていかなければなりません。しかし、この組織というものが硬直化してしまって、中々、新しい事業を生み出せないところに問題があります。本来、会社とは営みの為の枠組みにしか過ぎないのに。


それは、やはり会社組織で働く人々が自身の役割に甘んじてしまっているところに原因があるのでしょう。会社組織自体が業務の効率性と標準化を追求し過ぎてしまったが故の結果であり、チャップリンのモダンタイムスによる風刺ではありませんが、人を歯車という枠組みに押し込め過ぎてしまいますと創造力とモチベーションが失われてしまう結果となります。


会社組織は、もっと人間同士が緩やかに結びつく協働体として、オープンなプラットフォームへと変わっていく必要があるでしょう。その様なプラットフォームの上で、人々が自由に自らの得意なことを活かして小商いを営んで行くような状態にしていかなければならないと思います。誰しもが、自身で糧を得ているような感覚を実感できることが必要でしょう。


その意味では、今の大手企業は営みを創るという感覚から大きくかけ離れてしまったと言えると思います。新たな事業を立ち上げるにも、組織体制を整えるところから始めていては、新たな事業は立ち上がらないでしょう。必要なのは、個々人自らが小商いを営むような感覚で、自由に独創性を発揮できる環境を整え、個人の営む力を呼び覚ますことだと思います。


今日もありがとうございます!
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