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オフィス不要論の是非!

皆さん、おはようございます!
昨日、毎週火曜日に行われる老企業オーナーとの定例ミーティングを百貫寿司で有名な寿司屋で行うことになりました。総勢6名にして百貫もの寿司を食すのは、減量中の私にとっては清水の舞台から飛び降りるようなもので、意を決して覚悟を決めて食べつくしました。



新型コロナウイルスの感染拡大でオフィス戦略を見直す企業が増えています。テレワークへの移行をきっかけに「オフィス不要論」という言葉まで飛び出す状況にあります。ニューノーマルを模索する中で、新しい働き方や暮らし方が広がるなど、オフィスのあり方、更にはこれからの街づくりにどの様な影響を及ぼすのか、あるべき姿を考察してみたと思います。


コロナウイルスの流行下では、原則、出社を禁止している企業が増えています。収束後も出社するかどうかは、個人の判断で出来るようになるのではないでしょうか。副業・兼業人財の増加、ジョブ型雇用導入企業の増加と相まって、働き手自身の自己裁量で仕事の成果が上がる形を選ぶように変わるものと思いますので、拠点オフィスは縮小に向かう様に思います。


一方で、社内での何気ない会話の中に意外と知恵が隠れていたり、新たなアイディアや考えが偶然生まれたりする可能性があることも見逃せません。人間の創造力というものは、独り自問自答を繰り返しても生まれて来るものではなく、暗黙知にも似た未だ形式知となっていない知識を他者と会話することにより、創出されるものであることは知られたところです。


その意味では、何かを企画しなければならない会議や営業については、オンラインで行うばかりでなくフェースツーフェースで実際に顔を突き合わせて行うことも不可欠でしょう。ただし、その場合でも縦割り意識の強い大手企業などでは、机を島型に配置することなくフリーアドレスを採用するなど、その効果が最大限発揮できるような仕組みづくりも必要です。


その意味では、コロナ禍後の日常のオフィスワークは、コロナ禍前のオフィス形態に戻るのではなく、個々人に課せられた業務を行う時は場所を選んで行い、必要に応じて拠点オフィスに集まるという柔軟な働き方に変化していくのではないでしょうか。従来のようなオフィスワークに戻しても、決して成果の上がる効果的な働き方にはならないものと思います。


これからの仕事は、大きく二種類の業務に分けて考えることが出来ます。一つは、新たな商品や事業を生み出すような創造的な仕事であり、もう一つは組織を廻して行くために必要な反復的仕事です。後者の業務を効率良くこなして行くためには、他者に話しかけられることのない落ちついたワークスペースが必要だと思います。拠点オフィスである必要はありません。


本社に全ての業務と社員を集中させる必要はなく、本社のオフィス面積は減らす方向である一方で、社員の自宅近くなどにサテライト型のオフィスを分散させる企業が増えて来ることでしょう。また、これからの企業は自らの企業としての垣根を低くし他企業との連携機会を増やす必要があることを考えますと、サテライトオフィスの共有ということも考えられます。


そして、今はオフィスなどが立ち並ぶ地域と商業施設が立ち並ぶ地域が明確に区分された街づくりとなっていますが、今後はオフィスと商業施設、保育園といった生活基盤施設がが同じ街の中に混在していても良いと思います。新常態の生活を考えたら、機能別に区分けされた都市は効率的ではありますが、決して私たちのニーズを満たしていない言えるでしょう。


今日もありがとうございます!
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