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真の専門性を持つということ!

皆さん、おはようございます!
原宿駅前にオープンした商業施設「WITH HARAJUKU」へ行って参りました。植栽や木材を多用した開放的な建物に、人々が回遊するお洒落な新しい街の拠点です。IKEAやユニクロなどの新業態がこれからの新しい商業施設のあり方を提示しています。



長い職業生活の中で、人は様々な専門性を身に付けるものだと思います。営業の専門家、物流の専門家、マーケティングの専門家、財務の専門家など、様々な専門家が集い、事業というものはリスクに対する許容度が高まり、それを受容することにより高い生産性を実現しています。一重にそれら専門性といっても、人それぞれ個性があって然るべきです。


社会に出てから異なる背景の様々な経験を通じ、自分が寝食を忘れても楽しいと思うような核を為す知見や技術を見出し、それを軸として磨き上げながら専門性の領域を広げて、経験知(=暗黙知)として身体の隅々にまで浸み渡らせて行く過程を誰しもが踏んでいるものと思います。その意味では、同じ領域の専門家でもその専門性は異なると思います。


ある領域の専門性の大家になっているころは、自分に出来ることの領域も大きく広がり、1を聞けば10が分かるほど応用力も増していることだと思います。その域まで達しますと、自分の専門領域外のことであっても理解するのに通ずるものがあり、場合によっては専門領域を一つだけでなく、二つ以上の専門領域を持つことがあるものかもしれません。


専門性に長じることは、ものごとを大局的に俯瞰することが可能となり、一種の総合的な能力を発揮できるものかもしれません。しかし、営業、物流、マーケティング、財務といった専門性の領域というものは、いまの産業社会の枠組みの中で実務や慣習としての必要から与えられた区分けだと思います。その枠組みで整理すると便利だからに過ぎません。


本来、個々人が持つ核を為す専門性に焦点をあてれば、それら便宜的に定められた専門領域の枠組みに捉われる必要性はないはずです。例えば、ある商品の可能性についての目利き力を核とする専門家は、営業とマーケティングに通づる場合があると思います。その場合、自分の核を為す本来の専門性は商品の目利き力であり、その他は応用かもしれません。


私個人のことに照らし合わせてみれば、財務という専門性と創業、M&A、再生といった事業を企画開発する二つの専門性を持ち合せています。事業のことを考えているのが寝ても覚めても好きなわけですが、本来のその核を為す専門性といえば、事業についてそれを構成する有形無形のリソース(=資源)にまで要素に分解しその構造を見極めることです。


そして、それら事業のリソースを社会で求められるニーズや市場環境を踏まえながら、いかに有機的に結合して一つの事業の枠組みへ形づくり組み立てていくかということです。
それを各々のパーツ(=資源)の経済価値とお金の流れの観点で括れば財務ということになりますし、実際に事業を形作っていくことで捉えれば企画開発ということになります。


必要なことは、社会で便宜的に定められた専門領域に捉われることなく、本来、自分が持ち合せている核を為す真の専門性に焦点をあて、それを自身の身体に浸み渡らせ暗黙知として蓄えて行くことだと思います。各々の人が、それら専門性をもって互いに対峙し、触発された時に、社会イノベーションとして新たな専門領域が表出するものだと思います。


今日もありがとうございます!
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