誰にも聞けない経営財務戦略!

ビジネスの未来を財務と心で読み解くブログです!

CREATE LIFE!
より良い暮らしを創造しよう!

http://crelife.co.jp

素の自分でいることの大切さ!

皆さん、おはようございます!
人それぞれ体調や気分によって波(=バイオリズム)があるものです。他者と会話をする時に、そのバイオリズムを意識せずに一言ひとこと真正面から受け取っていたらコミュニケーションが成り立たなくなってしまします。これまでの関係の中で行間を読み取るものです。



経営者だって人間ですから、自分で自身をコントロールすることは、そんなに簡単なことではないでしょう。経営者に往々にしてありがちなのが、経営を上手く切り盛りしようとするがあまり、目先の業務課題に目移りしてしまい、頭であーでもないこーでもないと考えを巡らせる結果、知らず知らずの内感情的になってしまいそこから抜け出せなくなることです。


一般的に相談相手のない経営者にとって、その様な状況になりますと悪いことばかりを想定してしまい、関係者との会話においても、言葉の一言ひとことが気になり裏読みばかりしてしまいます。人間というものは不思議なメカニズムであり、その様なことばかり考えていると、実際の行動がそちらの方向に向いてしまい、どんどんド壺に嵌まってしまうでしょう。


経営を経験したことのある方でしたら、誰しも心当たりがあるのではないでしょうか。真面目に経営をしようと思えばおもう程、その様な状況に陥ってしまうものです。その様な状況から自助努力で抜け出す為には、時間も掛りますし自分なりの悟りを開くことが必要となります。座禅により邪念を取り去ることも効果的ですし、メンターを置くとことも有効です。


どの様な気持ちの持ち方が経営者に必要かと言いますと、何事にも囚われのない素の自分を感じることでしょう。人間というものは、ビジネスに拘わらず、日常の生活においても他者との関わりから避けて通ることは出来ません。素の自分でいられていると思っても、実はとり巻く外部環境からの影響を受けながら、自分のアイデンティティが形づくられています。


例えば、この世に生まれてから家族、地域社会、企業社会へと自らが関わる行動範囲が広がっていきますが、各々の環境にはその社会固有の文化的な背景を前提にしており、それに対して疑問も持たずに受け入れながら人間は社会化していくものだと思います。そうやって知らず知らずのうちに育まれた自分自身をも含めて個性、素の自分だと思っているでしょう。


それらは言語や態動を通して身に付けていくもですが、考えてもみれば言語ほど曖昧なものはありません。確かに辞書で言語の定義付けはなされていますが、日常の会話の中では各々自分の文化的背景を前提とした言語を使用していますので、実は会話の中で同じ言葉を交換していても、各々が捉える言語の意味は大きく異なっていることは往々にしてあり得ます。


どんなに言語に忠実になっても、会話のギャップは避けて通れないでしょう。そらら言語や文化的背景を度外視して、いかに素の自分に迫るかは自分自身の内面から放たれる感情に耳を傾けることだと思います。そして、なぜその様な感情が湧きでてくるのかを冷静に考えることが必要だと思います。出来ればその感情を忘れないように可視化することも必要です。


それは頭で考えるのでなく、人間が持ち得る五感をフルに活用することを意味します。その様な状況に自分の身を置いた時に想像する力が発揮され、創造する力へと結びついて行きます。経営者の志や意志というものは、そうやって育まれて行くものなのです。その様な境地に立ちますと、日々の喧騒が気にならなくなり、自分の目的に向かって邁進するものです。


今日もありがとうございます!
https://crelife.co.jp

中小企業が目指す姿!

皆さん、おはようございます!
愛車ホンダN-WGNの2年目の定期点検を何事もなく終え、ますます親近感が湧いてきています。軽自動車でありながらの加速の良さと、なんと言っても高速道路での運転アシスト機能が抜群であり、大人が4人乗っても疲れを感じさせない車内空間に魅了されています。



これからの時代、必ずしも規模の経済が企業の競争力の優劣を決めるものではなくなるものと感じています。これまで企業といえば競って資本力に裏付けられた大規模な設備投資を行い、全てのサプライチェーンを自社内に抱え込むことがインセンティブとなってきましたが
、その様な資本から糧を得る時代は終わり、人的資本が競争優位の決め手となるからです。


これだけ天然資源や人工資源に恵まれた環境において、それを無尽蔵に使うことばかりを考えるのではなく、自らの事業の光り輝く資源に焦点をあて、それを更に磨きを掛けながら様
々な事業へと派生させて行くべきだと思います。その時に、なんでも自前主義で社内に囲い込むのではなく、他社と連携し合ったり不足する資源をシェアすることが不可欠でしょう。


自社内にサプライチェーンを築くことは一つの採り得る戦略として無くなりはしませんが、それは飽くまでも一つの選択肢であり、これからの時代はアライアンスによって企業の外側にバリューチェーンを組む方が理にかなっていると思います。その様に考えますと、必ずしも企業の規模が大きい方が効率が良いという幻想は既に過去の常套手段だと受け止めます。


大手企業のいけない所は全体最適を目指すあまり、末端部分が歯車化してしまう所でしょう
。その様になってしまうと、どんなに有能な人財を配しても組織の中に埋もれてしまい本来の能力を発揮できなくなるばかりか、働きがいをも損ねてしまいます。その点、中小企業の方が、組織規模が小さいことから全社一丸となって遣り甲斐を持って働きやすいでしょう。


また、誤解を恐れずに申し上げると、大手企業ばかりに有能な人財が集まっているかというとその様なことはなく、中小企業にも一芸に秀でた有能な人財が揃っていることを実感します。必ずしも学歴が仕事に対する能力を指し示すものではないことに留意すべきでしょう。
必要なことは、自分の仕事に対しどれだけ満足感を得て遣り甲斐を持って働くかでしょう。


これまでの中小企業は、大手企業を頂点とする産業構造の中で、どちらかと言いますと下請的な仕事に受動的に甘んじていたと思いますが、これからは自らの強みをなす事業資源に焦点をあて、それを核に事業を再構築していくことが不可欠です。古きものは捨て、残すものは時代に合わせて更新していくような、事業の構造改革を推し進める必要に迫られてます。


そして、その核となる事業資源にヒト、モノ、カネを集中させることにより、それ以外の業務や機能は思いきってアウトソーシングすべきでしょう。事業の拡大とともに間接部門も肥大化してしまうのが現在のピラミッド型階層式の弊害なのですが、その様な無駄が生じないようなオープンプラットフォーム型の組織に最初の段階から移行すべきだと考えています。


中小経営者の志に基づくパーパス経営を採り入れ事業の存在意義を明確にし、一緒に働く人財と共有するばかりか、取引先とも共有していくべきでしょう。その結果、贅肉のないシャープな事業を実現できると思います。これからは安易に資本市場から資金を調達して悪戯に企業規模を大きくする時代ではありません。カネがないなら頭を使うそんな時代でしょう。


今日もありがとうございます!
https://crelife.co.jp

人的資本!

皆さん、おはようございます!
今日は長男の結婚式です。結婚式や披露宴に参列してみたいと実感が湧かないのかもしれませんが、今朝もいつもの様に平常心でパソコンに向かっています。もう30代のいっぱしの社会人なのですから、ここからどの様な表情を作っていくかは自分の生き方次第でしょう。



人財育成をはじめとする「人への投資」に投資家が関心を高めています。つい2、3年前まで産官連携し、企業の株価を上げるために「資本コスト概念」を持ちだし、それを上まるROIC(=投下資本利益率)を稼がなければ海外勢に後れをとると躍起になっていたのが嘘の様な豹変ぶりです。ようやく利益の源泉がカネでなくヒトであることに気付いた様です。


社員の能力や人財戦略を見極めなければ企業の実力は測れないとの見方が強まっていることが背景にあります。日興アセットマネジメントは2021年1月から、人財への投資に優れた企業に集中投資する新ファンド「日本株人材活躍戦略」を運用しています。従業員の増減や人件費などの情報から企業の人的投資効率などを算出しスコア上位の企業に投資します。


1998年以降の過去データでは、スコア上位20%の累計投資リターンは28%と、最も低い企業群のマイナス25%に対し大幅に高い実績を残しています。また、社員や元社員の口コミ情報を収集・分析し、企業評価スコアを公表するオープンワークのデータを得て業績や株価の関係を分析すると、総じて満足度の高い企業は株価や業績が好調であるようです。


主要企業で同スコアがトップのリクルートホールディングスでは、管理職が社員ひとりひとりの育成方針を検討する専門委員会などを備えているとのことです。社員の人事評価に対する適正感などが高ければ、結果的に企業に対するエンゲージメント指標も高まるようです。
荏原も「人」を中心にした経営に改めることで、社員の働きがい向上に繋がったそうです。


社員の人としての心理に焦点を充てれば分かり易いと思います。誰しも自分自身の能力を開発しながら、仕事を通して達成感を得たいと思っているものであり、その成果を報酬として企業から正当に評価されれば遣り甲斐につながり、更にその次のステージを目指して頑張るものでしょう。その意味では性善説に立つべきであり、人は自律的に仕事をするものです。


それが企業の人的資本の基本的循環過程だと思います。有価証券報告書や決算短信で開示が義務付けられてる売上高や利益などと異なり、こうした非財務情報に共通した測定指標や開示ルールはありません。自主的に開示する企業もありますが一部に留まり、企業間比較も難しい状況です。現政権は人的資本に関する情報開示を企業に求める方針を打ち出してます。


これからの企業の人的資本に期待されることは、やはり新しいアイディアや考えを創出していくことだと思います。そして、それによって新しい事業や商品を創ることでしょう。こればかりは人的資本とは言いましても、人が社会との関わりの中で望まれるものを見出して行くほかありません。それを使命として企業組織を動かして行けれるかどうかだと思います。


企業には、既存事業を発展させながら回して行ける人財と、新たな事業や商品を創出していく人財の両者が必要だと思います。守り人財と攻め人財なのですが、本当に優秀な人財はその場面場面において両方を使い分けられるものでしょう。ただし、攻め人財は守れても、その逆は難しいかもしれません。だからこそ人的資本の個性を見極めた育成が必要なのです。


今日もありがとうございます!
https://crelife.co.jp