誰にも聞けない経営財務戦略!

ビジネスの未来を財務と心で読み解くブログです!

CREATE LIFE!
より良い暮らしを創造しよう!

http://crelife.co.jp

これからの事業展開!

皆さん、おはようございます!
これまで男性の事業者のみならず女性事業者をもサポートさせて頂きまして感じますのは、男性は目標に向かって突き進む起爆力によって事業を営んでいるのに対し、女性はしなやかな感性を拠り所として持って生まれた堅実性によって無理なく着実に事業を営むようです。



今年は昨年よりも更に早く、月日が流れるように過ぎ去っていったという感じがします。それだけ忙しくもあったのですが、最大の成果はそれまで独り稼業であったビジネスに厚みが増し、国立に開設した「ビジネス支援プラザ」を稼働させることが出来たことです。更なる成長を目指す、または業績悪化により事業再構築を目指す中小経営者のパートナーとして。


中小経営者の悩みは、経営資源3要素ではありませんがヒト、モノ、カネに尽きます。どう限られた人財で効果的に事業を運営していくか、役職員のモチベーショーンを高めながら最良の組織体制をデザインしていくことが不可欠です。DX(=デジタルトランスフォーメーション、システム化)により業務を標準化しながらシステムに置き換えることも必要です。


また、時代の移り変わりにあわせ新商品を開発することも必要ですが、どの様に商品開発を行って良いのか分かりませんし、それにも増して既存商品の売上を維持しながら拡大していかなければなりません。これまでは産業構造内の自らの役割を司っていれば良かったのですが、これからはマーケティング力を身に付け適切なプロモーションを行う必要があります。


そして、積年の事業により悪化したバランスシートを前提に金融機関から融資を受ける為には、バランスシートに表現されているビジネスモデルを再構築する必要があり、効率的に資金を循環させることが不可欠です。成り行きで事業を営むことなく、経営者の生き様を深掘りし可視化することによって、それを理念やビジョンとして描き出すことも必要でしょう。


事業の財務や経営者のメンタルを踏まえながら経営戦略を明確にしていくことを専門領域とする私にとって、DXやマーケティングは門外漢なのですが、それを専門とするパートナーを得て、そしてそこに法律、税法、労務を専門とする士業の先生方に加わって頂いて、中小企業のバックオフィスをトータルでサポートする一大チームを組成で来たことが成果です。


このサポートチームを率いて、中小個人事業者の事業再構築や創業支援を司って行きたいと思います。ただ単に事業をサポートするのみならず、先行きは事業者にとって不可欠なビジネスインフラを提供して行けるようになりたいと考えています。これから知識創造社会が到来する時代において、企業が持つ組織力よりも個人が持つ創造力が尊ばれる様になります。


それをビジネスに結びつけるインフラが社会に求められていると思います。まずはしっかりした意志を持つこと、そしてそれをビジネスとして構想するインキュベーション機能です。もちろん各人が何らかの専門領域を持っていることが前提になります。そこから生まれた商品をテストマーケティングとしてクラウドファンディングに出品する必要もあるでしょう。


その上で、ハンドメードの商品を販売するプラットフォームも整えることも大切です。そして当然にバックオフィスも必要となりますので、それは出来る限りDXにより共用していけば良いと思います。そして、最も大切なことはそれら事業やそれを営む事業者が他者とつながっていく仕組みを用意することでしょう。焦らずプロセスを楽しみながら進めたいです。


今日もありがとうござます!
https://crelife.co.jp

非営利株式会社!

皆さん、おはようございます!
若い頃、この季節になると愛車にスタッドレスを履き換え、初滑りを楽しみに待っていたものですが、現在では愛車も軽自動車に変わっています。この20年間位履き替える必要のなかったスタッドレスを新調しました。今年は雪が多そうなので安全を考慮してのことです。



万国共通、株式会社の所有者は株主であることが定石となっています。株式会社という文明の利器がこの社会にお目見えしたのは、産業革命により蒸気機関を利用した巨大な生産設備を所有することにより、規模の経済を追求し商品を大量に生産することが経済合理性に叶っていると考えられ、企業が巨額の資金調達の必要に迫られたときと時期を同じくしてます。


それによって、投資家なる立場(=株主)の人々が出現するようになり、資本市場が発達してきたことは既にご存知のことでしょう。それから約200年余りの歳月が経過し、実物経済の成長軌道が過去のものとなり、次なるイノベーションの見通しが立たない中で、余剰となった資金が行き場を失い、世界中の資本市場を利鞘を求めて駆け巡る状況に至ってます。


株式市場に公開する企業においては、物言う株主や短期的な利鞘を享受しようとする株主によって企業価値経営を強いられており、目先の利益を追い求め始めたことから長期的な視点で投資する企業本来の目的を見失わせる結果となっています。その様に資本市場が必要以上のパワーを持ち猛威を振っていることに、難色を示す事業家が増えている現実があります。


最近は営利組織である株式会社の中に「非営利」株式会社とする企業も増えてます。法律上
、株式会社は営利組織であることが謳われていますが、企業を発起する際に定める企業の憲法である定款に非営利と記載することは、違法ではありません。株式会社を非営利化することによって株式公開は出来ませんが、公益性を重視した事業展開を果たすことが出来ます。


非営利型株式会社とは、会社の収益活動によって発生した利益のうち、法定準備金や任意積立金などの内部留保を除いた配当可能な剰余金の全額を、社会的留保となる社会貢献積立金として積み立てる株式会社をいいます。例えば非営利株式会社は、日本の総合型地域スポーツクラブや地域コミュニティーに最適なガバナンス(=企業統治)体制と言えるでしょう。


副業や兼業の解禁とともに、地域への関わりの機会を増やすには極めて有益な制度であると考えられ、一般企業に勤めながら非営利株式会社で副業、兼業を行うことで、地域への労働力の流入と発展を期待することができると考えられているのは、その公益性たる所以です。これからの時代に、公益と私益の中間にある希薄となった共益性の追求にうって付けです。


海外に目を向ければ公益性を追求するシュイナード氏率いるパタゴニアが有名です。海外では法律で公益性を重視する経営をするためのベネフィット・コーポレーションという法人格が認められています。「地球が唯一の株主」と宣言するパタゴニアは、ベネフィット・コーポレーションから更に公益性を追求するために、新たなガバナンス体制に移行しています。


パタゴニアの発行済全株式のうち98%を慈善活動を行う非営利団体に寄付し、残る2%を経営指針や経営幹部選出および監督するために信託化しています。ここまで徹底できるのは経営思想以外のなにものでもありません。企業としてなにを目指しているのかは創業経営者の事業のあるべき姿を追求する強い意志を社会に訴えかけて行くことではないでしょうか。


今日もありがとうございます!
https://crelife.co.jp

変わる企業組織での仕事!

皆さん、おはようございます!
80才になる私の知人エンジニアが今もなお現役として先端技術を掌握しながら社会を牽引しています。温和で気骨のあるその姿を拝見していて、自分も20年後にその様にありたいと思います。常にあるべき理想の社会を考えながら、持てる技術を社会で生かすことです。



ただ漠然と暮らしに必要な糧を得るだけを目的に働くことは些か寂しいと考えています。この社会に暮らす人々がなにを思いながら働いているのか分かりませんが、とても気になります。私は、人間の行動を性善説で捉えていますので、きっと他の人々も成りたい自分の姿や理想の社会の姿を思い浮かべながら、日々楽しんで暮らしているのではないかと思います。


但し、このことを社会システムの現象面として具に眺めていますと、どうも個々の人々の思いとは異なる首を傾げたくなる現実が露になっています。その殆どは、人々が集い糧を得る目的で創り上げた筈の文明の利器である「企業」集団において露見しています。社会に提供する商品の不正問題や行き過ぎた金融経済の中にまみれ行き場を見失った企業の存在です。


集団心理に裏付けられた組織行動とは恐ろしいもので、企業内の個々の人々の思いの総和が単純に集団としての思いにならない側面があります。特にピラミッド型階層組織の中で歯車として人々に役割が割り振られますと、個々人の思いとは別の役割を演じることが求められてしまい、必ずしも自分の意思を殺してでも集団に従わなければならない場合もあります。


その様な個々人の意思が反映し難い企業組織ほど、個々の良心の呵責とは別に暴走しはじめてしまう帰来があることは誰もが知る所でしょう。官僚的な企業組織ほどその様な懸念が強くなります。ただし、その様な硬直的な組織は時代に変化がなく右肩上がりの経済が安定している時には抜群の効果を発揮するのですが、先の見通せない社会では害にすらなります。


その様な組織を創造したのが私たち人間であるなら、それを時代にあわせて改編することもまた私たち人間に課せられた役割だと思います。完成度の高いピラミッド階層型集団組織を企業の内側から改編することはそんなに簡単なことではないでしょう。ただし、その様な組織はやがて社会の変化に対して着いて行けずズレて来るものであり、業績として表れます。


また、情報社会の進展により、外に対して閉ざされた企業組織を維持することが難しくなっています。企業集団に所属する誰しもが平等に情報を知り、知らせることが出来るようになっていますので、これまでの様に個々人がバイアスの掛った情報を正しく判断できるでしょう。その様に考えますと、意外と社会とズレた集団組織に自浄作用が働きだすと思います。


大切なことは組織集団を構成する個々人がどれだけこれからの社会を見据えた自分の信念に従い行動できるかではないでしょうか。人間は自分のことが分かっている様でなかなか自分を客観的に俯瞰できるものではありません。社会環境の変化に対して急な変化を望めない現実もあります。しかし、人間は他者との関わりを通して絶えず成長するものでもあります。


是非とも人生の大方の時間を過ごす仕事を通して、大いに自己を成長させて行きたいものです。まずは仕事に対する考え方を例え企業に雇用されていたとしても、事業主の様に自律的で自由に自分自身が描いて行く、その様に変えて行く必要があるでしょう。その為には、社会との関わりの中で自分がなにを実現して行こうとしているのか意志を明確にすべきです。


今日もありがとうございます!
https://crelife.co.jp