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クラウドファンディング!

皆さん、おはようございます!
三連休になりますと、ホッとします。天気も概ね良く、2月にしては春めいた気温になるようで、外へ出かけ英気を養いたいものです。皆さんも、思いおもいの計画を立てられているのではないでしょうか。今日は、仕事で神奈川にある牧場を訪問する予定です。



シェアリングエコノミーの一領域であるクラウドファンディングが、日本でもようやく市民権を得てきたようです。ネットを通じて不特定多数の人から資金を募るクラウドファンディングに、個人のマネーが集まっているそうです。私も、4年ほど前にデジタル製品の開発資金を得る目的で予約販売型のクラウドファンディングを行ったことがあります。


その時は、日本のクラウドファンディング市場は黎明期であり、私の会社で設定した目標金額に応募金額が達せずに終わりましたが、新しい事業資金の調達手段として素晴らしい方法だと感じたことを今でも思い出します。今では、予約販売型の他にも、事業主体に融資を行う融資型や株式投資を行う株式型、寄付型などにも資金が還流しているようです。


いままで企業が資金調達をすると言えば、株式による市場からの調達か銀行からの融資に限られてきたわけですが、これから創業しようとする企業や創業間もない事業実績のない企業などは、市場や銀行から資金を調達するのが難しいという現実がありました。創業間もない企業が新たな商品を開発するにも、販売よりも先に資金需要が発生するからです。


その様な資金需要に対して、クラウドファンディングにより融資や出資を受けることも可能ですが、私は予約販売型をお勧めしています。予約販売型の場合、例えば世に存在しない新たな商品のアイディアをプロトタイプにしてインターネットを通じて人々に問うという意味において、商品のテストマーケティングの機能を果たすことが出来るからです。


インターネットを通じて、それらの商品に触れる人々は、単にその商品の良さを受け止めるだけではなく、開発者がなぜその商品を世に送り出そうとしているのかという思いを含めて、応援したくなる商品であるかどうかを見定めることになります。自らが良いと思う商品であれば、ネットを通じてコメントを出し、商品開発につなげることも可能です。


その意味では、開発者と消費者が一緒になって共感しあいながら一つの商品を世に送り出すという一体感を醸成するところがクラウドファンディングのメリットになる訳です。これも、これからの時代のビジネスのあるべき姿として、留意すべき点であると思います。
企業が一方的に商品開発を行うのではなく、消費者とともに行うことが必要でしょう。


クラウドファンディングにより、晴れて新たな商品を世に送り出すことが出来た創業間もない企業は、その商品がマーケットで需要のある商品であることを実績として示していることになりますので、その後の銀行からの融資に際して、その販売実績を融資審査の考慮に入れてもらうことが可能となります。それだけ融資を受けやすくなるということです。


これからの時代、生産者と消費者の垣根が低くなり、消費者であっても自己が持つ技術やノウハウを活用して新商品を世に送り出すことも可能となるでしょう。その様な時に、クラウドファンディングを活用すれば、事業を立ち上げるリスクを限りなく最小化することが出来ます。クラウドファンディング市場は、ますます規模が大きくなるでしょう。


今日もありがとうございます!
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