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オープンプラットフォーム!

皆さん、おはようございます!
昼間の時間も徐々に長くなり、急に気温も上がって来ました。まだ、寒の戻りがあるにせよ、春がもうそこまで近づいているようです。寒さを凌ぐために身にまとっていた冬支度も脱ぎ去り、そろそろ季節を感じながら思う存分に身を動かして行く時期でしょう。



最近、大手企業がスタートアップ企業の成長を支援するアクセラレートプログラムを採り入れる企業が増えています。大手企業が自社内でイノベーションを起す、新規性の高い商品を生み出すことが限界に達しており、型破りで斬新なアイディアを持つスタートアップ企業の活力を取り込み、自らの変革を確実なものにして行きたいという考えからです。


やはり新しいアイディアや考えが創出される時というものは、異なる価値観、背景を持つ人々が出会い、交わっていく中で醸成されていくことは疑う余地がないと思います。事業に必要な全ての機能を整えている大手企業は、いままで外部と交わらなくとも自己完結していくことが出来ましが、いま訪れている変革への要求がそれを否定している言えます。


オープンイノベーション。自社だけでなく他社や大学、地方自治体、社会起業家など異業種、異分野が持つ技術やアイデア、サービス、ノウハウ、データ、知識などを組み合わせ、革新的なビジネスモデル、研究成果、製品開発、サービス開発、組織改革、行政改革、地域活性化、ソーシャルイノベーションにつなげる変革が社会で望まれいています。


その意味では、大手企業とスタートアップ企業の取り組みは、まだ緒についたばかりであり、スタートアップ企業に限定することなく、もっと広く一芸に秀でた中小零細企業、個人事業者にまで裾野を広げていくべきだと考えます。分かり易くいえば、伝統工芸品を作る個人であっても、それをアレンジすることによりアップグレードすることが可能です。


企業が持つ技術や知財などは、突き詰めればそこで働く個人が持つノウハウや知識に依拠するものであり、企業内だけでそれらを組み合わせようと思っても、既に企業が掲げるビジョンや理念が時代にそぐわなくなっています。これからの時代に相応しいビジョンを掲げ、その実現に必要な技術やノウハウが企業内になければ外に求めれば良いでしょう。


逆に一芸に秀でたノウハウを持つ個人に視点を向けてみれば、自ら能動的にビジョンを掲げ、新しいビジネスモデル、研究、製品、サービスなどを創りだしていくことが可能な社会に変わりつつあると言えます。情報化社会において、企業に有意であった情報収集力は、いまや個人であっても企業に遜色なく情報収集することが出来る様になっています。


その時に必要なのが、その様な個人、中小企業が出会う場としてのオープンプラットフォームでしょう。そのオープンプラットフォーム上で理念やビジョンが高らかに掲げられていれば、それに賛同する人々が集うことになるでしょう。ただ人々が賛同するだけではなく、それを事業としてコーディネート(=マネジメント)する役割も必要だと思います。


本来、企業がその様なプラットフォームであったと思いますが、いまの企業は成熟してしまい、既存の事業をシステマチックに滞りなく廻すことに終始しているということが出来ます。一芸に秀でたノウハウや知識は、誰にでも与えられた個性であり、天賦の才能であると言えます。それに気付き、それを磨き続けることが自らの身を助けることでしょう。


今日もありがとうございます!
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