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フランク・ロイド・ライト建物の価値

皆さん、おはようございます!
今朝は思い切り朝寝坊して、今週の出張の疲れを落としました。
外の強い日差しで目覚め、
おっ、良く寝た~。。やっぱ、こうじゃなくちゃ、と朝から上機嫌です。


昨晩は、池袋にあるフランクロイドライトが建築した
自由学園明日館に行ってきました。
フランクロイドライトと言えば
日本では帝国ホテルを建てた建築家として有名ですね。


海外にも有名な建物が数多く残っていますが、
自然との調和を意識した、大地にしっとりと根を下ろす様な安定感と
それでいて周囲の環境に溶け込む様な出しゃばらない
落ち着いた建物が心に響きますね。


自由学園明日館は建物内の調光が外に漏れる窓どりが実に絶妙で、
薄っすらと夜空に見える建物の影に
くっきりと光が漏れて綺麗を越えて、美しいと思います。
これがフランクロイドライトの作品なんですね。素晴らしいですね。


行くまで、自由学園のことを良く知らなかったのですが、
大正期に創設された学校だったのですね。
いまは東村山の方に移転された
幼稚園から大学までの一貫教育の学校とのことです。


ホームページで調べてみますと、
文科省の教育指導要領にあまり準拠せずに
自労自治の精神に基づき、生徒自らが学校のキャンパスの維持管理等も行う
毎日の学校生活を自らの責任で行う正しく「自由」な学園であるそうです。


最近は、大学の卒業生も様々なとことへ輩出されているようですね。
大学院への進学や就職先等を見ていますと
頑張っているな。。という感じがします。
今のご時世で根っからの自由な精神というのは逆に目立つように思います。


学校というのは創設者の建学の精神が色濃く脈々と反映されるものですが、
この自由学園明日館を見ていると、その精神が建物というハードウェアにも哲学として良く表れていると思います。既に100年を経過する建物ですが、建学の精神とフランクロイドライトの建物に対する思想がマッチしている参考になる建物ですね。


この自由学園明日館から少し歩きますと、
ホテルメトロポリタンや私が長年通ったサンシャイン60が顔を覗かせますが、
確かに最近の建物というのはシンボリックではありますが、
建物に文脈を感じられないと言うのは、この自由学園明日館と対照的ですね。


先日、いま話題の豊洲に行く機会があったのですが、
まぁ、ららぽーとを囲むように、
良くもこんなにたくさんの超高層マンションを建てたもんだな。。と。
街を歩く人間にとって威圧感を感じさせてしまうのは私だけでしょうか。


確かに効率的かつ機能的ではありますが、
本当に人間のメンタルを考えて作ってあるのでしょうか。
これでバルコニーに一斉に布団でも干してあったら、
ちょいと界隈性の文化に劣らない面白さがあるかもしれませんが。


最近、商品やサービスの価値について考えることが多いですが、
消費者が求めるものは効率性や機能性を追求するものは少しでも安く購入し、
本当に自分のライフスタイルに必要な掘り出しものには付加価値を認め、
自らの暮らしを彩る愛着のある逸品として楽しみます。


それに比べて、建物に対する価値については
日本の文化的な発想が遅れていると気が付きました。
建物こそ自らの一生の暮らしそのものであり、
自らが持つ文脈を表現して行く最大の商品ではないでしょうか。


戸建て住宅にしろ、マンションにしろ
建売分譲住宅という供給者から押しつけられた商品に甘んじでいる訳ですし、
それに対して疑問に思う土台すらないことを考えますと、
コモデティ商品に比べて遅れていますよね。高額商品にも拘わらず。


自分が住みたい家に、自らが自由に設計して住めたら、
こんなに優雅な暮しってないじゃないですか。
注文住宅って高いという印象を与える業界の仕組みが良くないのでしょうね。
決してそんなことはないんですよ!


あ~、夏ですね!
心躍ります、高原でグライダーに乗りたい!
究極の自然と調和する柔らかい曲線美がたまりません!

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