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1988 CAFE' SHOZO

皆さん、ただいま!
栃木県は那須高原と黒磯から帰って来たところです。
途中、渋滞もなく、スムーズに
1988 CAFE' SHOZOとNASU SHOZO CAFE'に行ってきました。


両店ともコンセプトは一緒なのですが、
NASU SHOZO CAFE'は那須高原の茶臼岳に向かう途中にある為、
周辺リゾートとの調和させるため
ハイセンスな感じがしました。


一方の1988 CAFE' SHOZOは、
菊地省三さんがカフェをオープンした創業の地ということもあり、
扱っているメニューは一緒なのですが、
お店作りが素晴らしかったですね。


それ以上に、黒磯駅前の駐車場に車を止めてお店まで歩いて行ったのですが、
商店街とも言えないシャッター街を10分ほど歩いて行くと、
突如として古い商店をリノベーションしたちょっとした街が現われ、
オッ、これか~! 三連休ということもあり人で賑わっています。


昔ながらの中古建物数件に手を入れて、
カフェだけでなく、雑貨店や古本屋等10店ほど(恐らく、入口にSHOZOロゴが付いていますが、ブランドを統一したテナントも居るのでしょう)が中古建物を有効に活用して街を形成しています。


人気カフェが1店オープンすると、人とお店が更に集まるといいますが、
周辺にログハウス風アウトドアショップや
D&DEPARTMENTの様なChusという地域のデザイン系特産品とカフェが併設された割と規模の大きいお店が、やはり昔ながらの建物を活かして運営されていました。


駅前から垂直に伸びる、目抜き通りというのに、
路線バスは2時間に1本しか走っていないところです。
他に駅前のヨークベニマルしかお店らしいお店がない様な立地ですが、
この1988 CAFE' SHOZOがある地域だけはしっとりとした華があります。


お店の中は、中古建物を手直しした感を丸出しにし、
机や椅子もみんなユーズドでバラバラですが、
きびきびとしたホスピタリティに溢れる店員さんと、
美味しいマフィンとコーヒーが本物を見せつけてくれます。


お話しをお伺いしてみますと、
この三連休は流石に観光客が多いですが、平日でも地元の方が結構来店されるようです。
よくよく店内を見渡してみますと、駅からお店までの間に地元の方を見かけなかったのに、本を読みながら寛いでいる人も何人かいらっしゃいます。


カフェは本当に不思議ですね。
人を引き付けるといいますか、街に人が集まって来るようにしてしまいます。
菊地省三さんは「街は通り単位で考え、人に歩いてもらえる場所づくりが大切」と仰っているようです。


そういった建物を含めたユーズド品が人間を落ち着かせる効果があります。
NASU SHOZO CAFE'は高原という自然の中でしたので、
どちらかと言いますと大自然に抱かれる清々で癒されますが、
頭が自然と動き出すのは1988 CAFE' SHOZOの方です。


店内の満席のお客様の小声の話しと、
店員さん達のメリハリのある声が調和して、
何とも言えない耳触りの良さ、心地よさを醸し出します。
もちろん店内のコーヒーの香りも精神的に安定しますね。


そんな店内に居て考えたことは、最近読んだ本に「フューチャーセンター」、「ワールド・カフェ」という言葉がありましたが、何れにも共通しているのは、このCafe'の空間を醸し出して、前者は未来について語り合い、後者は創造力を高める効果的なコミュニケーションを図るというものです。


このカフェ空間は中世よりパリで培われた歴史があります。
人々が集い調和しながら新たなアイディアを創出できる積極的な空間という意味では、
仕事を含めた様々な暮らしの場面で適用できれば、
もっと未来に対して夢の持てる社会が創れるのではないかと思いました。


空間とは、必ずしも建物の中に限らず、
見方を変えれば街そのものもCafe'化することも可能であることを
ここ1988 CAFE' SHOZOで見つけた様な気がします。

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