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BULY TOKYO

皆さん、おはようございます!!
今日はなにか湿度が低く、爽やかではありませんか。
リビングに降りてきたら涼しかったので、クーラーを使っているのかと勘違いしました。
一昨日、寝不足だったので昨夜は22時半に布団に入り、爽やかな朝です!


代官山にあるBULY TOKYOをご存知ですか?
正式の名前はオフィシーヌ・ユニベニセル・ビューリーといいます。
今年の4月にオープンしたばかりの、
天然素材を使ったフランスの総合美容薬局です。


家族に連れられて先日お店に行ってきました。
お店の内装やパッケージデザインがかなりの評判の様でして、
日本に初上陸したばかりです。
女性の方ならご存じではないでしょうか。


代官山の駅を出た道を左側に進み、
4本目の道を右に曲がって直ぐの住宅街の中にあります。
お店が、銀座や有楽町ではなく代官山にあるところがいいですね。
地に足が付いている感じがします。


もちろんお店の中のお客様は女性ばかり、
店内装飾が創業当初の19世紀初頭のフランスの伝統的木調装飾、
と思いきや半分は現代風のTOKYOバージョンの白とグレーを基調としたシンプルな装飾。面白いのはお店の中央でその二つの装飾を見事に分けて調和させています。


店員さんも白衣ならぬ青衣を身に纏いシックな高質感を醸し出しています。
薬局らしく、様々な植物の素材がショーケースの中に置かれており、
それを調合もしてくれるようです。男性である私から見るとお値段は決して安くはないですが、国産化粧品でも同じような価格ではないでしょうか。


好奇心の目がもたげてきたので、フランス人2世のイケ面な店員さんにいろいろとお話しをお伺いしてみることにしました。もともと1803年に調香師ビューリーがパリで創業したものをヴィクトワール・ドゥ・タイヤックとラムダン・トゥアミご夫妻が創業当初から伝わる製法を受け継いだそうです。


創業者のBULY氏はフランスでは相当有名な調香師、蒸留師、美容専門家のようで、
その天然素材を活かした開発技術に鍵があるようです。
当時の化粧品は一部の富裕層にしか手にすることが出来ず、商品はヨーロッパ中を席巻しているようです。


パリ市内に1店舗、その後、ロンドン、台北、ソウルに次ぐ店舗として、ここ代官山に回転し、次はニューヨークだそうです。伝統的木調の店内装飾は各店舗同じで、フランスから全ての資材を持ちこんだそうです。方やお店の半分は各地域に合わせてデザインするそうです。代官山は差し詰めTOKYOバージョンというところでしょうか。


このTOKYOバージョン側のお店の窓は、まるで飛行機の窓を少し大きくしたような形の分厚いガラスとなっています。
その一つ一つに素材である植物が埋め込まれており、非常に特徴的で、まるで標本見学をしているようで、お店の雰囲気を醸し出して良いと思います。


現経営者ご夫妻もオープン準備で1年ほど東京に滞在をされていたようです。
奥様がもともとコスメ関係のお仕事をされ、ご主人が店舗開発を担当されている様で、その意味ではご夫婦でハートウエアとソフトウエアという役割分担をされていますが、
お店を見る限り絶妙な呼吸がこの様な街に溶け込んだ落ち着いたお店作りが出来るものと思います。


それ以前に、200年以上の歴史を持つ天然素材化粧品という技術力に裏付けられた信頼性と安心感が消費者に受け入れられているものと思います。伝統に裏付けられた商品に少しだけ新たな考え方を取り入れる、その地域の文化を取り入れることがこれからの事業には不可欠なように思えます。この部分は欧州に学ばなければならない点がありそうですね。


翻って、日本で200年の歴史を持つ伝統的な事業はどれだけあるでしょうか。
これからの消費者は自らの暮らしの中で大切にしていることと共感できる商品や会社に対して愛着を覚えるのではないでしょうか。その意味では商品の合理性や機能性を強調するよりも、その商品に込めた思いといった意味性が求められる時代なのでしょう。


BULY TOKYOを訪問しまして、
改めて時代の潮目が変わりつつあることを、
また、それが日本国内だけではなく世界的に変わりつつあることを
感じ取ることが出来ました。

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