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空のインフラ!

皆さん、おはようございます!
あさ4時を過ぎたところですが、外は台風の気配もなく静かです。
台風情報を見ますと、千葉、茨城に上陸している様ですが東京は雨が降るのみです。
これから暴風域に入って来るのか分かりませんが不気味です。



松本などへ行きましても、夏休みシーズンでしょうか、本当に海外からの家族連れの観光客が多いのに驚きます。半分が欧米人で、残りの半分が中国をはじめとする東南アジアからの観光客でしょうか。東京から特急電車に乗り2時間半でアルプスへの入り口となる山岳都市に訪れられるところが魅力なのでしょう。


政府は2030年までに今の2倍となる6000万人の海外からの観光客の受け入れを打ち出しています。2020年の東京五輪・パラリンピックを控え、それも達成が可能な数値かもしれません。そうなると、地方都市の隅々まで、海外からの旅行者が訪問する様になるのでしょう。


海外からの観光客といえば、訪日の際に利用するのが国内外の航空会社だと思います。
最近では日本航空や全日本空輸などのフルサービスキャリアに対して、国内外のLCCと呼ばれるローコストキャリアがすっかり定着し、破竹の勢いで利用客数や業績を伸ばしています。訪日外国人増加の陰にLCCの存在があるといって過言ではないと思います。


この様に順風満風な様に見えるインバウンド旅行者の受け入れについて暗雲がないとは言えないようです。LCCの参入により急激に航空会社数が増え、日本への旅客便数も増えていることもあり、各航空会社で必要とする操縦士の数が極度に不足しているようです。
特にLCCをはじめとする新興航空会社では運休にまで追い込まれている所もあります。


一方、年間6000万人の訪日客を受け入れるには、空港の離発着許容量が不足していることと、空港のターミナルビル施設が狭すぎるという課題も内包しているようです。
確かに都内山手線のように、数分おきに離発着している羽田空港や成田空港の様子を見ていますと、それも無理はないように思います。


航空業界も、ある意味巨大な装置産業ですので、使用する航空機のみならず、航空機を離発着させる後方施設まで含めたら相当の投資が必要になります。また、操縦士候補生を採用してから一人前の機長を養成するまでに数億円の訓練費を要するそうですので、それなりの素養のある人材に制約されてしまうので操縦士も不足してしまうのでしょう。


その様な中、世界的にみてLCCの参入により航空会社自体の競争も熾烈を極めているのでしょう。最近目につくのが、海外のフルサービスキャリアにおける整備不良による航空機の故障でしょうか。LCCによる低運賃の競争に迎え撃つために、自らも価格競争に走っているのだと思いますが、それが整備費削減に結びついていると推測されます。


日本でも某貨物専門航空会社が整備記録改ざんが表面化して、運行停止を余儀なくされていますが、御巣鷹山墜落事故の教訓があってか、日本航空、全日本空輸では厳格な整備体制を堅持している様ですね。整備体制を堅持する為には、それなりのコストを要する為、LCCとの競争に巻き込まれて運賃を引き下げられない事情もあると思います。


運賃を引き下げずに、どの様に競争力を維持していくかが航空会社にとって大きなテーマだと思います。LCCとは差別化したサービスを提供して行くことだと思います。空港や機内で人的な付加価値の高いサービスを提供することは勿論ですが、定時運行や乗り継ぎの利便性を高めて行くこともあると思います。


最近、日本航空が世界に4つある航空連合の一つであるワンワールドという所属する連合外の中国東方航空と共同事業を進めると公表しました。中国東方航空はスターアライアンスチームという全日本空輸が所属する連合に所属しています。その連合を越えた共同事業化ということで注目を集めています。


これから日中間の旅客数が増えることを睨んだ施策ですが、今までの世界連合の枠組みの中ではコードシェア便という相手先の便名をあたかも自社便の様に捉えて、座席の販売協力をするだけでは限界があるようです。日本航空と中国東方航空の取り組みは、文字通り共同事業であり、共同で航空便を設えて運行するところまで踏み込んでいます。


これにより、例えば中国から日本の地方都市へ行く時など、成田や羽田で乗り継ぎをする場合に、中国東方航空の自社便扱いで日本航空の国内線を利用することが出来ます。訪日旅客が増加することを睨んだ対応だと思います。操縦士が不足する中で、両社が協働することにより、それを緩和させることにもなるかもしれませんね。


今日もありがとうございます。
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