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事業は人なり!

皆さん、おはようございます!
昨日は久しぶりに出かけることもなく家でのんびりとしていました。
何をする訳でもなく、リビングの自分の席に座りながらもの思いに耽ってました。
と思えば、いつの間にかにうたた寝をしてしまっていたり、平和な一日です。



少子高齢化、人口減少問題が顕在化しつつあり、わが国経済の衰退が懸念されています。
消費側に目を向ければ、需要が減少する訳ですから、今までの様に経済成長を続けて行くのは難しくなります。よほどAIなどの機械導入を進めて一人あたりの生産性を高めて行く、翻って一人あたりの所得を増やして行かなければ成長を維持するのが困難です。


一方、供給側に目を向けても、事業には栄枯盛衰、創業、成長、成熟、衰退といったプロセスを度外視して、未来永劫成長し続ける事業などありません。長きに渡り継続する企業は、その時代の時々において、新たな事業を生み出し続けているということが出来ます。
この150年間は、新たな派生商品を生み出し続けて来た期間と言えるかもしれません。


今までの時代は、どちらかと言いますとモノの不足する時代でしたから、どこに需要があるのかが分かり易かったと言えるかもしれません。ある核となる商品を見つければ、後はそれに派生する商品をつくり続けていれば良かった訳ですから。ところが、モノが満たされた状態になりますと、全く世の中にない商品を生み出して行かなければなります。


世の中にない商品を生み出すといいましても、仮に企業がAIを導入する様になりましても、AIが考えていくれる訳ではなく、この部分は人間固有の、人間でないと出来ない部分です。事業を生み出すためには、ユメ、ヒト、モノ、カネ、情報の絶妙なバランスを取りながら形にして行くという意味においては、職人芸的と言っても良いと思います。


大企業の場合、規模の経済を追求する中央集中型のヒエラルキー組織の中で、社内の業務を標準化し、極度な分業化を進めた為に、この全体観をもった起業型の職人が居なくなってしまっています。スタートアップベンチャーに目を向けても、人口減少、少子高齢化の中で、そもそもスタートアップベンチャー人材の母数が減少してしまっています。


新たな事業を生み出せなければ、経済成長を望めなくなってしまいます。それ以前の問題として、大手企業は継続的な企業成長と言う脅迫感から、ますます海外市場を目指して行くことになりますし、国内での売上はじり貧となって行ってしまいます。あとは、日本の経済の基盤をなす中小企業とスタートアップベンチャーに頼らざるを得なくなります。


新たな事業を生み出して行く宿命にある、いままでの中小メーカーは大手企業を核とした系列取引によって成り立っている部分が大きかったですが、これからは独自に商品開発を行っていかなければなりません。それをスムーズに行うためには、企業に属する働き手の経験知に裏付けられたアイディアに負うことが近道だと思います。


中小企業にあっては、創業経営者の手腕、ビジョン、アイディアに負うことが多かったと思いますが、独りで考えるよりも少しでも多くの人たちと考えた方がその確立も高まるというものだと思います。日々の事業活動の中で、社内外の人たちとの交流を通して、また日々の生活の中でのちょっとした気付きを事業に結び付けることが大切です。


新規事業や新規商品の開発といいますと、ついついリスクばかりに気を取られてしまい、結果、後回しにされてしまいますが、あるアイディアが生まれたら、それを同じ会社の仲間達と共有して、どうしたらリスクを軽減して事業化できるかを充分に掘り下げて考える冷静な行動が必要なんだと思います。


日本の産業は、産業類型別に縦割化されており、消費者の生活シーンに合わせて横割りで括るということが為されていません。産業別に専門特化することで規模の経済を追求し、業務を標準化しているからだと思います。ところが、これからの情報化社会においては、消費者個人主体の社会になりますので、企業も横割りを意識せざるを得なくなります。


この様に考えますと、企業もこれまでの様に何でも自前主義で事業を行っていくのではなく、異業界、異業種との協働が不可欠になって来ると思います。企業が他社企業と協働するとはいいましても、それは企業内で働く人個々人が企業という垣根を越えた連携関係を築いて行くことを意味します。


全く異文化をバックグランドに持つ人々が協働し合うことにより、新たな独創的なアイディアも創出しやすくなるでしょう。コミュニケーション能力を高めるためには、企業人である以前に、趣味、暮し、ライフスタイルなど人間力を高める必要があると思います。
これからの時代、ますます人間力が問われるのでしょうね。


今日もありがとうございます!
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