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創造力を養う!

皆さん、おはようございます!
猛暑から一転し涼しい日が続き、まるで季節が移り変わってしまった様相ですね。
夜の寝苦しさから解放され、熟睡できる日々が続き疲れた身体が癒されます。
台風一過後にまた暑い日々が続くでしょうから、今のうちに体調を整えたいと思います。



2020年度より初等学校教育においてソフトウエアのプログラミング教育が必修科目となります。教育界では、誰が、何を、どの様にして教えるべきか、多少の混乱を巻き起こしているようですが、このプログラミング教育は、子供たちの創造力と論理力を養うことが狙いとしてあります。


創造力と論理力だけに着目すれば、プログラミング教育ではなくとも、国語や算数といた教科でも養うことが出来るのですが、そこはIoTやAIといった新しい情報技術が世界を変革して行くと目されている中で、子供たちに実務の力を付けさせる意味からも、自然な流れではないでしょうか。


子供たちにとりましても、生まれた時から環境の中にデジタル家電に囲まれた生活をしている訳ですから、少しでも情報技術に関する知識を蓄えた方が、その後の生活においても役に立つと言うものでしょう。デジタル家電を利用することに付いては、使い方を親が教えるまでもなく自然と学んでいく環境適応力には目を見張るものがあります。


最近のビジネススクールでは、これまでの戦略論、ファイナンス論、マネジメント論に加え、リベラルアーツ(=古代ギリシャに起源をもつ文法、修辞、論理、算術、幾何、天文、音楽。)に力を入れられているそうです。リベラルアーツは、日本では一般教養と言われますが、人を自由にする学問として考える力を養う科目として用意されています。


それまでのビジネススクールでは、ビジネスの場で役に立つ実践的経験を積ませることに主眼に置いていました。ところが、これからの時代は単に論理的な思考を持つだけではなく、前例の解答のない課題に対しても、自ら創造し考えることにより解決策を導き出す力を求められたことが、リベラルアーツを学ばせる契機となっています。


情報化社会が本格的に到来しはじめ、世の中が少しずつ変わり始めていることを感じているのは誰しもが疑う余地がないところだと思います。第一次産業革命以後、蒸気機関という動力源の発明により、それまでの家内制工業から産業の近代化が推し進められ、やがて企業は資本市場と結び付き、規模の経済を追求し続け巨大化の一途を遂げています。


その結果、私たち生活者は工業化された製品を安く手に入れることが出来るようになり、暮しが便利かつ物質的な豊かさを手に入れることを実現し現在に至っています。ところが、現在を見渡しますとモノが生活者に行き渡り、もうこれ以上、企業が新たに提供すべきモノがないという位にまでなり、世界の経済に混乱を齎しています。


世界的に見ても第一次産業革命から2百数十年、日本では幕末から150年という年月をかけて創りだしてきた現在の社会システムが行き詰まりだしたところへ、第三次産業革命という名の情報革新が現実のものとして現れ出しています。これからどの様な新しい社会が創られて行くのかは誰にも分かりません。


ただし言えることは、いままで続いて来た社会システムの延長線上では物事を考えられないのは事実だと思います。既にシェアリングサービスやサブスプリクションサービスといった新たなビジネス社会の枠組みも芽生え始めています。それらのサービスは情報技術が進展しなければ現実のものにはならない学問上の空論であったはずです。


新たな社会システムを誰が考えて行くのでしょうか。それは、情報社会においては一人の強力なリーダーが牽引して行くものではなく、私たち生活者が日々最良な行動を採ることによって結果的に築き上げられて行くものだと思います。それは、第一次産業革命以降の時代とは異なり、情報化社会というものだからです。


SNSの出現により、誰しも自由に自分の考えを大衆に向かって発信し、受止めることが出来ます。そこでの情報には、発信者の知名度は関係なく、生活者目線で合理的であれば、直ぐさま伝播し広まって行くと受け止めるべきです。その意味では、私たち皆がリーダーとなり次なる社会のシステムを創造していく役割を負っていると言えます。


いままでの過去の延長で物事を考えるのではなく、新たな発想で課題だと思っていることを誰しもが一つずつ解決して行く独創的な考える力を必要としています。その意味で、小学校教育やビジネススクールで考える力を養っていくことは、時代に合致しているということが出来ると思います。リカレント教育にも力を入れるべきかもしれませんね。


今日もありがとうございます!
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