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CookPadと日本百貨店

皆さま、おはようございます!
今日は月に一度の松本への出張で、
いま三鷹駅から乗車したあずさ号に揺られています。
中央本線は横揺れが厳しいのでキーボードの指がブレてしまいそうです。


今朝の新聞で目に飛び込んできたのが、
富士ゼロックスのオーストラリア、ニュージーランド子会社での
375億円の正規の会計処理によらない売り上げ計上です。
これによって会長、副社長が解任と記載されていました。


確かに、株式を公開しているグループ会社の子会社である以上、
株式市場の秩序を維持する為には会計ルールは順守しなければなりませんね。
一方、組織の内部の立場からすると、市場参加者をはじめ、利害関係者と約束した増収増益を必達する為に血眼となると思いますので、難しいところですね。


先日のブータンや国連の幸せ指数ではないですが、
GDPの拡大成長一本やりの比較ではなく、
企業にも社会貢献度とか地域貢献度のような、母国日本の将来にどの程度貢献しているかという様な本質的な尺度で評価されるようになるといいですね。


地域ビジネスに関わるようになって良く思うのですが、
地域経済を再興する為には新たな事業が生じる=雇用が生まれることが最も有効なんですね。確かに、業務のIT化を進め効率化により利益を増やす方法もありますが、
その結果、雇用が減ったのでは意味がありません。


昨晩、テレビを見ていましたらクックパッドの紹介がありました。
私も知りませんでしたが、社員は食堂のアイランドキッチンで昼食を自炊できるそうです。強者は3食会社で自炊しているそうです。
執務スペースはフリーアドレスで各自のテーマを個々人で自由に創造しています。


面白いな、と思ったのは、ある開発担当は日本食の古代からの歴史を紐解き、
その調理方法を研究している。クックパッドの新しいジャンルとして公開されると面白いですね。新しい情報ビジネスの在り方として参考になります。
社員の皆さんのお顔も、好きなことを仕事にしているようで笑顔が素敵でした。


私が気に留めるビジネス等には、何やら共通点があるみたいですが、
最寄りの駅にNPPON STANDARDという全国各地の特産品のセレクトショップがあり、スーパーでの商品を見慣れた私にとって、時間があると何か目新しいものがないかと立ち寄ったりしています。


JR東日本の駅構内に何店舗か出展されているので、
随分と粋なお店を運営しているなと思いスマホで調べてみましたら、
㈱日本百貨店という会社との提携店舗なんですね。日本百貨店は、日本全国のモノづくりにこだわった職人の手による商品を集めている店舗だそうです。


コンセプトは、作り手と使い手の出会いの場で、「モノづくり」と「日本のスグレモノ」とのことです。この様なお店で普段知ることのない日本の素晴らしさを目の当たりにできますと、なんだか嬉しくなってしまいますね。
お店なので物販なのでしょうが、一方で情報を販売しているとも言えるでしょう。


手工芸品の製作に一芸に秀でる方々は、職人とまで言わなくとも、地域の伝統を受け継いだ方々は多くいらっしゃると思います。こういった地域だけで流通している手工芸品がもっと広く日本だけではなく、海外に向けても紹介されるようになるといいですね。
その為には、生活の一部に留めることなく、家内手工業に移行することも必要かもしれません。


恐らく、伝統校工芸を守り続けている作り手も、まさかそれが今の時代に売れるものとは思っていないと思いますが、今の時代、良いものを見つけると、そのデザインの自己流で自らの生活に取り込んでします自由さがあります。
むしろ、個々人のオリジナリティを追求する結果とも言えます。


また、仮にその手工芸品が地域外で販売できることが分かっても、
スモールビジネスに移行する=生活習慣が変わってしまうことへの抵抗感も
あるかもしれません。
ただ、それで生活が豊かになるという魅力もあると思います。


その抵抗感や不安要素を一つずつ丁寧に解決し、職人芸ではないですが自らのペースで営めるスモールビジネスがあっても良いと思います。むしろ、その様なマイペースのスモールビジネスを受け入れる素地が今の日本人に整いつつあります。
その様な職人気質の手工芸品の方が、付加価値を認められやすいのではないでしょうか。


そんなスモールビジネスの作り手の良き相談相手になれたら幸せだな、と思います。

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