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フリーランスという働き方!

皆さん、おはようございます。
松本での滞在も3日目を迎えました。この地域での経済活動は朝早くから始まりますので、東京にいる時よりも1時間早く起床しています。
今日も7時半からCafe’でのミーティングから始まります。



企業と雇用関係を結ばず個人で働くフリーランスが3年前から2割増え、1100万人超と全人口の1割程度まで拡大しています。産業界にとっても無視できない規模になる中で、クラウドソーシング大手など民間企業・団体がフリーランスの支援体制の整備に乗り出す動きが活発になって来ているようです。


クラウドソーシングとは、CROWD(=大衆)とアウトソーシングの造語であり、インターネット上で不特定多数の人材に対して業務内容と報酬を提示し、通常、発注者と受注者はネット上の専用サービスによって仕事の仲介を受けることになります。
クラウドソーシングも労働のシェアリング経済ということが出来ます。


その中で、クラウドソーシングのランサーズは、法務・税務アドバイスや福利厚生などをフリーランスに一括提供するサービスを開始するそうです。フリーランスは情報が限られ、社会的な立場も個人で弱いため、政府も法的保護の検討に入っています。今回、民間企業が先行してフリーランスが働きやすい環境づくりを進めていると言えます。


ランサーズが始めるのは「フリーランス ベーシックス」と呼ぶサービスであり、法務・税務や教育、福利厚生、融資、保険など、謂わばフリーランス版シェアードサービスを網羅的にサポートする国内初めてのサービスです。一人で日常の業務周りの対応をしなければならないフリーランスにとっては非常に有難いサービスだと思います。


法務・税務支援では、弁護士や税理士など専門家への相談窓口が用意されており、月額480円という価格で契約書のチェックや確定申告の支援などを受けられます。
教育面ではセミナー受講中に最大月額10万円の仕事保証がある「ベーシックワーク制度」と呼ばれるプログラムもあるようです。


また、フリーランス向けの共同住宅・オフィスを用意することで仲間づくりを促がす取り組みも手掛けるそうです。働きやすい環境整備がクラウドソーシングという仕組みの拡大に欠かせないとの判断に基づくものです。企業内の人事・総務、経理・財務部門などに相当する業務をフリーランスに提供する動きとして注目することが出来ると思います。


大手企業による副業解禁や地方中小企業への出向制度等、働き方が大きく変わり行く中で、フリーランスの存在はその人数の多さからも見逃すことができないものだと思います。企業からみれば、自社内や外部企業に発注するよりも費用を安く出来ると同時に、斬新な知見やアイディアを取り込む為にフリーランスを起用することが多いと思います。


フリーランスも様々な企業の業務を請け負うことを通じてその経験知を増すことにより、その提供するサービスの品質も格段に高めていると考えることが出来ます。
それ以前に、フリーランスとして自律的に自らの個性を磨きながら働く姿勢は人間性を高め、精神的に豊かなライフスタイルを満喫していると見ることも出来ると思います。


産業の近代化にともない巨大組織化して行った企業で働くことがあたり前であった時代から、少しづつ生活者の意識も変わり、企業内で矛盾を抱えながら働くことに対する疑問に決別する働き手も、今後、益々増えて行くでしょう。副業も、ある意味フリーランスな働き方の一部であり、企業にとっても様々な経験知を組織に活かすために不可欠です。


社員に副業を認めるに留まらず、企業ももっとフリーランスを活用して、組織の多様性を高めて行くべき時代だと思います。フリーランスが持つ経験が新たな事業を創出することがあるかもしれません。その意味では、様々な立場の価値観を持つ人々が交わることは、イノベーティブな社会を醸成するという意味では望ましいことだと思います。


フリーランスにとりましても、仕事としては個人事業ではあっても、斬新な仕事に取り組んで行くためには、多くの仲間達と意識的に交流していくことが必要です。自分とは異なる知見や経験と触れあうことにより、自らのキャパシティを広げ、視点をズラして見ることが独創的な考え方やアイディアを生み出すことに繋がるからです。


その意味で、ランサーズをはじめとするクラウドソーシングの仲介者達が、フリーランスへの付加機能としてシェアードサービスを充実させていくことは、自らのプラットフォームを魅力あるものにして有能なフリーランスを惹きつけるのに有効だと思います。
これからの日本が創造性に溢れる個性豊かな社会になることでしょう。


今日もありがとうございます!
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