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情報化社会と消費者心理の変化!

皆さん、おはようございます!
孫氏の兵法に「彼を知り、己を知れば、百戦して危うからず」という言葉があります。
大河ドラマ「せごどん」を見ていて、時代の端境期が織り成す状況を見て取りながら、自分たちの行動を律して行くのはとても難しいことだと感じます。



社会の動きを見続けていますと、ここにきて随分と変容している様に受け止められます。
それは、ITをはじめとする技術の進歩ということもありますが、私たち生活する側の意識の変化にあるように思えます。これまでの工業化製品を大量に消費し続けることに対する疲れが見えて来たようにも思えるからです。


工業化社会とは、とにかく規模の経済を目指し、製品を大量に造り続け生産コストを逓減し、大量に商品を売り続けることを前提としています。消費者に対して機能としての製品のデザイン、製法、原料調達を標準化することにより、それを実現してきました。今では、それがグローバルに張り巡らされた適地生産方法により最適化が図られています。


私たち消費者からみると、その商品が何処で採れた原料を使い、それを何処で製造しているのかが全く分からない状況にありますが、それを製造している企業のブランドや商品ブランドを拠り所として、安心を手にしているということが出来ると思います。そのブランドも、どちらかと言えばマスメディアを利用した幻想ではないかと思うこともあります。


本来、モノの消費というのは、もっとつくり手のその商品に対する思いや考え方が背景として見えて、それに対して共感を覚えるなど、つくり手とのモノを通したコミュニケーションがあって、はじめてその商品を手にする、もっと感性的なものであると思います。
買い物をする時の、そのつくり手との遣り取りがまた楽しさを助長するものです。


一昔前であれば、商店街にお魚屋さん、八百屋さん、お肉屋さんが軒を連ねていたと思います。値段は決して安くはないかもしれませんが、そこには各々のお店の店主が厳選して調達した素材が販売されており、お客様もその素材を見ながら自分が良いと思うところを選んで買い求められたという納得感があったと思います。


それに比べて、今では日用品の買い回りと言えばスーパーストアが通り相場であり、その様な選択肢しかなくなっていること自体に疑問を思わない社会となっています。
高く山積みされた陳列棚に綺麗に個装されたパッケージが所狭しと並べられており、その中から値段や見た目で選ばれた商品が買物籠へと入れられて行きます。


最近、クラフト製品に注目が集まっているのは、その様な近代的な消費動向に対する反動なのか、今まで私たちが忘れかけて来たことへの疑問を呈しているのかもしれません。
情報化社会の到来により目まぐるしく移り変わる世の中に対して、少し歩みの速度を落として、ものごとを良くよく考えた結果であるかもしれません。


機械的な消費を繰り返す飽食の意味を無意識のうちに私たち消費者が感じ取っている様に思えます。私の住まいのある多摩地域に目を遣りますと、地産地消型でクラフトビールを作ろうという動きが加速している様です。麦芽やホップも全て多摩地域の農家で採れたものを使用した本格的なクラフトビールです。味に生産者の思いが込められています。


また、地元吉祥寺に目を遣りますと、この街は大規模な商業施設が少なく、碁盤目の路地に昔ながらの肉屋、干物屋、甘味処といった商店が軒を並べているところも街の魅力となっているように思います。最近ではどこの街も、同じ様なチェーン店舗の看板ばかりが目についてしますのですが、ここ吉祥寺には今でも街の顔がある様に思います。


今後、情報技術の進展により、ますます産業は効率性と規模の経済を求めて邁進して行こうとすると思います。スーパーストアやコンビニエンスストアは完全自動化されて店員さんが一人もいないという姿があたり前の様な将来かもしれません。なんとも合理的ではありますが、無味乾燥で買い物をする楽しみが更に減ってしまいそうですね。


ただその様な効率性と規模の経済を更に求める社会に移行しながらも、情報技術はパーソナル化への移行も間違いなく進んで行くことになると思います。それは、AIやIoTに見るように産業、家事の自動化が進むだけではなく、生活者が主体的に自らの意思で行動する社会でもあります。


クラフトフェア、小商いは消費行動の将来を見越す一つの現象かもしれません。しかしながら、間違いなく現在の分業され過ぎて全体を見渡すことのできない合理的かつ機能的な社会に対して、人々は目に見えない不安、人間が生得的に持つ違和感を抱いているのでしょう。行き過ぎた社会は、自然自浄的に是正されるのではないでしょうか。


今日もありがとうございます。
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