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女性の働き方

皆さん、おはようございます!
昨日は10時過ぎには床に就き、一週間の疲れのせいか熟睡でき、
今日は静かな朝を迎えています。
庭に目をやれば草木の背丈が随分と伸び、生命力の強さを改めて感じます。


この10数年を振り返っただけでも、
働き方や働く者の意識というものも随分と変わってきたと思います。
いまは人口減少問題がクローズアップされていますが、
人口動態はその時代時代で大きく変わりゆくものでもあります。


我が家で子育てに奮闘している時には考えられなかったことですが、
最近では、企業内保育施設を企業側が整えるようになり、
30~40代女性の離職に大きく歯止めが掛かりつつあるようです。
働く環境が変わりますと、女性の働く意識も変わって来ます。


長男の嫁などを見ていましても、
いまの若い女性は働くことがあたり前、という意識に変わっています。
人手不足が企業に環境整備を促し、それが働く側の意識をも変えて行く、
そんな好循環をもたらしていると言えます。


一方、宅急便会社なども、それまでの長距離専用トラックの運行から、
貨物列車への相乗りや、バス等の他運輸機関の活用により、
無理を強いていたトラック運転手の労働時間の軽減に
取り組み始めています。


きっと、宅急便会社での労働条件が緩和されて来るようになりますと、
若者や女性の就労機会も増えて来るのではないでしょうか。
労働需給のひっ迫を解消するのは必ずしも情報技術の活用だけではなく、
一見企業から観ると無駄だと思われる様な投資でも解消させる方法となります。


私は、若い時から女性の社会進出には大賛成で、
日本の女性の社会進出が欧米並みに近付いて来たことを嬉しく思います。
男性社会というのは、男性のDNAでしょうか、持って生まれた性差により
何でもかんでも競争を挑むようなメカニズムとなっています。


高度経済成長時代のように、
兎にも角にも、仕事をすればするほど成長した時代ならいざしらず、
今はバランスを取りながら全体の調和を整えて成長して行く時代だと思います。
この点、女性の方が自らの感性で良い悪いを判断するので優れていると思います。


今の社会を山の風景に例えると、
幾つかの幹となる産業、その産業内の企業が御神木がデン、デンと垂直に誇らしげに立っていますが、その大木の間が雑草が荒涼と生い茂っており、暗い感じがします。本来は各々の大木も手入れをして光を採り入れないと小径木が綺麗に育ちません。


家庭のインテリアを見ても、
男性よりも女性の方が得てしてバランスが良いですよね。
その様な荒削りの荒涼とした社会を整えて行くためには、
是非とも女性の感性を活かし両性にとってバランスの良い社会にすべきだと思うのです。


その意味で、子育て期に離職してしまう30~40代女性の離職に歯止めが掛かることは、その環境を整えるという意味でも社会がしなやかに変容させています。
最近、マスコミで3K業種の一つである建設業が表に出てこないので不思議なのですが、この業界にも女性を受け入れられる様な土壌を創っていくべきではないでしょうか。


全く持って情報化が進んでおらず、
かつこれだけ労働需給が逼迫してきますと若者の成り手がいません。
いま建設業界を支えているのは40代後半以降の年代ですから、
もう15年もすると就業者がいなくなってしまう程の危機に瀕しています。


東京五輪を前にして、また景気が良いことを反映して巷では建物の新築ラッシュです。
次から次へとドンドコ建物を建てていますが、その裏には空き家となった建物が急増していることは皆さまもご存じのことと思います。
それらをどの様に再活用して行くかという視点がいまの社会に不足していると思います。


将来的に建設会社も新築の仕事が減少して行くと、
リノベーション重要を手掛けて行かざるを得なくなります。
その様な時に女性の力を活かせる場を整えられるか否かが
一つのポイントになる様な気がします。


最後に、起業についても女性の方が適していると私は思います。
男性が起業しようとすると「起業」そのものが目的となってしまうことが往々にしてあります。上手くいく場合もあるでしょうか、起業で必要な事は、自身が遣りたいことを自然体で取り組むという感覚が不可欠です。


これが、自身の遣りたいこと以前に「お金」を優先させてしまいますと、
必ず失敗してしまいます。もちろんお金を稼ぐために仕事や事業を行う訳ですが、
価値判断としてお金より大切な自分ならではの事業理念がないと判断を誤るということなんですね。


その点、女性は個人差もあるでしょうが、男性に比べて、「暮しごと」ビジネスではありませんが、まずは自分の遣りたくない事を仕事にする人は少ないと思います。
自分の出来ることの範疇で楽しみながら仕事をするという考え方が大切だからです。
無理なことをしないというしなやかさも必要でしょう。


事業とは、株式を公開させるという様な目標を打ち立てて向かっていくものではなく、
自分の出来る範囲で楽しみながらやらないと長続きするものではありません。
その意味では、売上や総資産といった規模が事業の価値を測る尺度ではなく、自分自身が納得できるか、また社会に受け入れられているかという満足感が大切だと思います。


今日も、ここまでご覧頂きましてありがとうございます!




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