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これからの中小企業の戦略!

皆さん、おはようございます!
コロナ禍による緊急事態宣言も全国的に解除され一週間。人々は徐々に日常へと戻りつつあるようです。しかし、この自粛期間中に体験したリモートワークなどの利便性は、人々の脳裏に深く刻まれ、これからの働き方の中にも大きな影響を及ぼすものと思います。



消費者心理の変化にともない、規模の経済にものをいわせた少品種大量生産型の事業構造から、多品種少量生産型の事業構造への転換が余儀なくされているなかで、これからの社会においては必ずしも大企業が中小企業に比べて優位な立場を維持していくことは難しく、むしろ小回りの利く中小企業の方が相対的に優位ではないかと思えてなりません。


消費者が生活者として自分らしさを表現することを日々追求している今日では、消費者は既存の商品では飽き足らず、自分のニーズを満たす商品を探し出してまで、それを手にしようという欲求が高まっています。スマートフォンなどの情報端末を片手に、その様な商品を探しあてることが可能な時代において、大手企業が持つ流通網は意味を為しません。


今般のコロナ禍による自粛期間中にEC(=電子商取引)を通して商品を購入した人々が昨年比で50%以上も伸長する中で、今後、ますますその利便性を享受した人々がECを利用し続けるものと思います。その様な中で、商品提供者に問われるのは、いかに消費者に受け入れられる商品を創出していけるかどうかであり、企業規模は関係ありません。


確かに、中小企業に比べ大手企業の方が業務を専門分化することにより、それぞれの専門性に長けた優秀な人財を多く擁していますが、その能力を最大限に引き出すためには会社が進むべきビジョンを明確にしていく必要があります。しかし、これからの時代が不透明な中でそれは難しく、むしろその場面場面を臨機応変に対応していく柔軟性が必要です。


この様に考えてい行きますと、これからの時代に合致するのは大手企業よりも、中小企業の方であると思えますが、中小企業には中小企業なりの課題を解決していくことも必要だと思います。まずは、やはり日々の忙しさに感けその日暮らし的に事業活動を営むことにばかりに終始せずに、きちんと計画性を持って事業を営んで行く必要があると思います。


その為には、中小社長自らがいつまでもあらゆる業務に携わる何でも屋から脱す必要があり、自らが持つ事業資源の強みを最大限活かした戦略性を持つ必要があり、そこに事業資源の選択と集中をしていくべきでしょう。その為には、やはり中小社長が何でも相談でき実行に移してくれる片腕、参謀を身近に置くべきだと思います。非常勤でも構いません。


それと同時に、業務用の商品を取り扱う中小企業であっても、直接、消費者とつながる必要があると思います。自社商品をクラウドファンディングやECで消費者向けに問うことにより、マーケティングやプロモーションで得た消費者の需要動向を自社の商品づくりに反映させていくことが出来るでしょう。その様な地道な積み重ねが必要だと思います。


これからの時代、ECプラットフォームの充実により、中小事業者も消費者にダイレクトにつながって行くことが可能です。自らが持つコア技術を活かし、消費者が望む商品を創出しながらも、きちんと経営をマネジメントしていく体制を整えることが大切です。その前提として、経営者個人の信用がなによりも重要となることを忘れてはりません。


今日もありがとうございます!
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